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以前から気になっていたオペラ座近くの日本食レストランに行ってきました。
場所は、オペラ座近く。オペラ大通りからちょっとわきに入ったRue de Ventadourの8番地。
土曜日のお昼ということもあり、カウンターが並ぶ一階は満席。
1歳半の子ども連れだったので無理かなとおもって聞いたところ、地下にゆったりとできる空間があるからということでOK。
実際行ってみると、とてもゆったりとできるソファー席で、子ども連れには本当にありがたい環境でした。
お願いしたお昼の日替わり定食は、15ユーロ。一日20食限定。お刺身、揚げ物、焼き魚とバランスよく入っています。
これだけ入っていて15ユーロは、パリの中心地としては、相当安いです。かなり勝負していますね。
突き出しとして、おしんこの盛り合わせとお茶が。おしんこ食べたの何年ぶりだろうか?
こちらは、鍋焼きうどん。寒い日にあつあつの鍋焼きうどんがパリで食べられるって、嬉しい。
味はどうかというと、、、
とてもおいしい!
お昼は15ユーロ前後の定食がほとんど。オペラ座界隈としては、とても良心的な値段設定です。定食1人前を食べきれない子ども用に何かできるかと伺ったところ、メニュー表にはなかったのですが、おにぎりを作ってくれました。鮭、昆布、おかか、梅からえらぶことができ、1つ5ユーロです。
この辺の対応もうれしいです。ちなみに、店員さんはほとんどが日本語を話します。
この店のオーナーの一人が、Julian(ジュリアン)さんという方で、まだ30代前半の日仏のハーフ。日本語はネイティブに話します。南仏のホテルで全般的なサービスを学んだ後、飲食業で修行を積み、パリのオペラ座界隈で、「天」という大繁盛の居酒屋を切り盛りしていました。その後、2017年に友人の料理人と自分のお店を立ち上げたのだそう。自らの道を着実に進み、経験、資金をため、満を持して自分の店をオープンさせる。そして、その店を連日満席にする。かっこいい人生じゃないですか!
お料理がとてもおいしいと思ったら、ジュリアンさんとともに店を立ち上げた同年代のシェフはYujiroさんといい、東京出身の和食料理人で、パリでは7年もパリの和食レストランで料理長を務めたそうです。料理と同時にアートスクールに通い、絵画と空間演出を学んだという変わり種。
それもあって、店のいたるところに絵画がかざってあります。
特に地下スペースには、妙齢で怪しげな女性が和装でワインを飲んでいる大きな油絵があります。
見ごたえのある絵なので、ぜひレストランにいらしたらご覧になることをお勧めします。
日本食に恋しくなったら、ぜひ!
お手軽に本物の日本食が食べられるオペラ界隈の貴重なお店のひとつです。
夜になると、居酒屋のようになるのですって!ジュリアンさんがオーナーですから、こちらも期待を裏切らないでしょう!
奏 KANADE
住所 8 Rue de Ventadour 75001 Paris
営業時間 月から土
昼/12hoo-14h30
夜/19h00-23h00
(渦)
パリ オペラ座界隈のおすすめ日本食レストラン KANADE 「奏」
2018-12-31
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