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    エコロジーなパリの市バス、100%電気バス


    2016-04-01

  • パリの中心地オペラ座あたりを通る、何やら見慣れない市バスが走っているので、追いかけていくと、なんと「100%電気バス」との表示が。バスの側面には、「試運転中」の表示。

    一般の乗客はいまだ載せていないものの、オペラ座とノートルダム寺院などを経由する21番のバスにて、試運転が行われていました。

     

    この100%電気バスは、先日フランスで行われたLA COP21にて、パリ交通公団(RATP)が環境問題の取り組みの一つとして発表したものです。

     

    バスの大きさは、12メートルで、今走っている通常のバスと同じスタンダードサイズ。

    この大きさで、100%電気で動くバスを市バスで使用するのは、ヨーロッパでは初めて。Charles de Gaulle Etoile – Porte de Clignancourtを結ぶ341線ですでに運転を開始し、その後徐々にパリ市内の22の線で使用されることが決まっています。

     

    バスの受注を受けたのは、フランス企業ボロレBolloréグループ。もともとは、製紙会社でしたが、その後サランラップ、電気バッテリーなどと事業を拡大し、今では電気自動車事業を含め一大グループとなっている会社です。パリの自動車共有サービス、AUTOLIB(ブログはこちら)もこのボロレ社が受注しているものです。ちなみに、パリの地下鉄の券売機、自動改札、TGVの発券機など、パリ住民にはおなじみの機会は、このボロレ社で作られているものです。

     

    一方、ほかの電気自動車を手掛ける会社も試験的に使われています。写真は、バス製造をヨーロッパで手掛けるFrançais Dietrich Carebusと中国のコングロマリットのYutong社のバスでした。

     

    パリは、エコな街をめざしています!

     

    (渦)


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