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イル・ド・フランス地方で中世都市といえば世界遺産プロヴァンが有名ですが、イル・ド・フランスのもう一つの中世都市、シャトー・ランドン Château-Landon を紹介します。パリ市内にシャトー・ランドンというメトロ駅がありますがそこではなく、パリ南西郊外にあります。
シャトー・ランドンは、ガティネ(Gâtinais、ガチーナともいう。この地方の自然区分地区の名前)のロカマドゥールといわれているんです!
ロカマドゥールはトゥールーズから車で約2時間半、森のなかのくねるような道から突如現れる断崖に立つ村。断崖絶壁に建つ村という点で、その美しさが類似しています。
城壁が村をぐるっと囲み、その脇に住居が所狭しと並びます。どこまでも続きそうな階段!!
ガティネ(Gâtinais、ガチーナ)はかつてこの地域を支配していた伯爵の名前で、1068年ガティネ地区はフランス公国の一部となります。フランス王ルイ11世、ルイ12世などが定期的に訪れるようになり、また11世紀には巡礼の道の一部として、大切な役割を果たしました。
村を散策していると、このような狭くて細い階段が急に現れて、迷路みたい!
城下に流れるフザン川付近は自然公園が広がっており、かつての洗濯場が現在も残っています。
見ごたえのあるこのゴツゴツした中世期の建物、現在は老人ホームとして使われているそうです。中世の建物が老人ホームってすごいなぁ。でも石造りで内部は涼しそうですね。
オススメの写真スポットは、観光局近くの高台から望む景色です!↓↓
小さな村なので1時間くらいで一周できますよ。 パリから日帰りで楽しめます。
(城)
イル・ド・フランスもう一つの中世都市、シャトー・ランドン
2020-08-04
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