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パリでも桜満開の季節です。
ところで皆様、「緑色の桜」って、ご存知ですか?
フランスに長年住んでおられる、尊敬する大先輩から、
「ノートルダム大聖堂に、緑色の桜が咲くよ」と教えていただいたので、
真偽の程を確かめに!?
行ってきました。
場所は、ノートルダム大聖堂の南側、セーヌ河沿いが小さな公園になっていて、
散歩中に休んだり、天気の良い日はランチをしたり。
今の時期は、白やピンクの桜が、きれいに咲き誇っています。
その中を進んでゆくと、、、確かに。
緑色をつけた木があります。
一瞬見ると、葉だけのようにも見えるのですが、近づいて、よくよく見てみると、
確かに、緑色の花に見えます。
でも、幹を見てみると、ちょっと桜の木とは、違うような気もするし、、、
本当に、桜なのでしょうか?
よく分かりません。
庭師のおじさんに聞いてみようと、小屋に行ってみましたが、あいにく
すでに帰宅後。
でも、公園のセキュリティーのお兄さんがいたので、たずねてみると、
お兄さん曰く、「桜じゃないよ、オルムだよ」
とのこと。
「でも、緑色の桜だと聞いて、来てみたのだけど?」
「今見えているのは、花じゃなくて葉っぱだから、夏になると、
もっと葉が茂るよ」
とのこと。
フランス語辞書で調べてみたところ、オルムとは、ORME(ニレの木)
みたいです。
でも、とても発音の良く似た、オルヌ AULNE(はんの木)という単語もあり、
お兄さんに、
「オルムって、スペル、どう書くの?」
と聞いたら、
「ORMEかな?それとも、Hが入っていたような気もするし、HORMEかな?」
ということは、やはり、ORME(ニレの木)か?
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この情報を持って、尊敬する大先輩のところに戻って行くと、
「桜だよー、だってそう聞いてるもん」と、譲りません。
日本には、御衣黄(ギョイコウ)という、緑色の桜が確かにありますし、
やはり、大先輩のおっしゃる通り、緑色の桜なのでしょうか、、、?
こうなると、庭師のおじさんがいる時間に、もう一度行って、
聞いてみるしかないですね。
桜の時期にパリにいらっしゃる方、ノートルダム大聖堂の近くを通ることがあれば、
お花見がてら、見に行ってみて下さい。
真相がお分かりの方は、是非、みゅうパリまでご一報を!
(英)
ノートルダム大聖堂の、「緑色の桜」?
2014-04-05
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