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世界の有名ランナーが集まる「パリ国際マラソン」、体育会系女子の大会「ラ・パリジェンヌ」、仮装して名醸ワインを楽しみながら走る「メドック・マラソン」などが日本でもよく知られているが、最近の健康志向を反映してフランスでもマラソンが大ブーム。季節を問わず、毎月どこかの町で地方色豊かなマラソン大会が開催されている。
パリからTGV大西洋線で約2時間半、二オールから車で約30分にあるクーロンという小さな町で、エコロジーをテーマにした「マレトン」が誕生し今年で5回目を迎える。クーロンのあるマレ・ポワトヴァンは「フランスの偉大なる景勝地」に認定された美しい緑と豊かな水に恵まれた地域で、かつては広大な沼沢地だった。「沼(Marais)」と「マラソン(Marathon)」が「マレトン」の語源になっており、「フランスで最も美しい村」と「花の町」にも登録されている人口約2000人のこの町がその拠点となる。
大会運営にあたっては、美しい自然環境を守るために自転車や電気自動車を伴走車として利用し、ゴミの分別やリサイクルなどを徹底して行う。前夜祭の「パスタパーティ」や10キロマラソンのゴールで用意される朝食はBIO。参加賞はマレ・ポワトヴァン地方の特産品アンジェリクの鉢植え、地酒ピノーとコットンバック、完走賞はギモーブのメダルで、これらも全てBIO。大会運営は会長以下、スタッフ全員がボランティアの村祭りのような暖かい手作り感覚が人気を集め、フランスの他の地方や外国からも多くのマラソン愛好家が集まる。昨年の参加者はハイキング約350人、フルマラソン約610人、10キロマラソン約550人を数えたという。今年は6月15日(日)に開催されるが、「マレトンのテーマは、エコロジー、スポーツ、観光。日本の方々もぜひ、マレ・ポワトヴァンの手つかずの美しい自然に癒されながら、マラソンコースを走り抜ける爽快感を味わって下さい。」大会運営委員長のジャンマーク・ジロー氏は語った。film maraisthon -
http://drive.google.com/folderview?id=0B6MxXaOq56_mMkxjalpYMVNxa28&usp=sharing
参加申し込みはマレトンサイトから可能(5/31まで)
※参加には、医師の診断書(英語でOK)が必要です。
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2014-02-03
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