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今回はパリから電車で2時間で行けるフランスのリゾート、ドーヴィルを紹介します。
▼ドーヴィルといえばこのカラフルなパラソルが並ぶビーチが有名
1860年代、ドーヴィルにはヴィラ(高級邸宅)が次々と建設され、競馬場やカジノが建ち、高級ブティックが店を構え、パリの人たちが休暇を過ごす高級リゾート地へと発展してきました。パリから気軽に行ける保養地、日本で言えば軽井沢のような感じです。(長野県には海はないですが、、)
パリから電車で向かう方はサン・ラザール駅から特急電車が出ています。
▼トゥルーヴィル・ドーヴィル駅に向かう特急列車
最寄りの駅は『トゥルーヴィル・ドーヴィル駅(Trouville-Deauville)』。終点の駅なので乗り過ごすこともありません。
到着するとノルマンディーらしい木組みの駅が出迎えてくれます。
▼トゥルーヴィル・ドーヴィル駅
▼駅の構内
駅からドーヴィルの中心地までは徒歩で10分~15分の距離です。駅の出口は1か所で、出口をでて左の方に進むとドーヴィル、右の方に進むと隣町のトゥルーヴィルという街に向かうことができます。
駅から5分程歩いた場所に観光案内所(office du tourisme)がありますので是非立ち寄ってみてください。駅から中心地に向かう途中にあります。スタッフの方々がとても親切で地図を見せながら街の見どころや開催中のイベントなど紹介してくれます。
▼ドーヴィルの観光案内所
街の中心、モルニィ広場にはマルシェがあります。新鮮な野菜やフルーツ、ノルマンディー特産のチーズやシードル(りんごのお酒)など、お土産にもよい商品がたくさん並んでいました。
▼マルシェでは新鮮な地元のものが手に入ります
▼フランスのフルーツはとっても美味しい!
ドーヴィルのメイン通りを歩くとルイヴィトンやエルメスなど高級ブランドのお店が軒を連ねています。パリの店舗とは違い木造の外観がとても美しいです!
▼ルイヴィトン
▼エルメス
さらに海へと続くルシアン・バリエール通りを進むと、長年にわたりシャネルのデザイナーを務めたカール・ラガフェルド氏のサイン入りでココ・シャネルと書かれたイラストが飾られた壁を見つけることができます。1910年にパリに帽子店をオープンしたガブリエル・シャネルが、1913年、第二号店となるモードのブティックをドーヴィルにオープンしたお店があった場所です。今は同じ場所にお店はありませんがシャネルが好きな方々には聖地のような場所です。
▼シャネルの2号店があった場所
そして、その道をさらに進んで行くとカラフルなパラソルが並ぶビーチが。ここでゆっくり海を楽しむのもドーヴィルの楽しみの一つです。パラソルはビーチ沿いのお店で借りることができます。
▼美しいビーチ
このビーチには海辺に沿って幅7mの板張りの遊歩道が656mにもわたって続いており、ビーチを楽しむことができます(板のおかげで歩いていても靴に砂が入りません)。また、遊歩道にそって更衣室が設置され、それぞれの部屋にはドーヴィルで開催されるアメリカ映画祭に出席した映画スターの名前が付けられています。
▼更衣室前にはスターの名前がずらり
ドーヴィルは競馬場も有名です。今回、私が訪ねた週末は閉館日でドーヴィル競馬場でレースを見ることができなかったのですが、観光案内所を訪ねた際、ドーヴィル郊外で若手選手のイベントが開催されていると教えてもらったので、訪れてみました。近くで見る馬は美しく迫力がありました。▼馬優先の標識
パリから気軽に行けるお勧めのリゾート地ドーヴィル、いかがでしたでしょうか?次はお隣の町、トゥルービルを紹介します。
(東)
ドーヴィル Deauville パリから気軽に行ける海辺のリゾート地(1)
2024-06-27
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