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グラン・パレはパリ8区にある展覧会場&美術館。1900年のパリ万博のメイン会場として建設されました。そのグラン・パレが2020年夏から工事にはいっており2023年内の再オープン予定。
コロナ禍で工事着工が遅れたようなので、完成も遅れそうですね。
グラン・パレ工事中も展示会やイベントは継続しますよ!ってことで、現在仮設のグラン・パレが目下建設中なんですが、その場所は、エッフェル塔の前にあるシャン・ド・マルス公園内です!!!
いやすぎる~~!!!
まずエッフェル塔の景観が損なわれるのもいやですし、何より仮設グラン・パレの建物の設計もなんか変。。シャン・ド・マルス公園はピクニックに最適な憩いの広場だったのにすっかり狭くなってしまったし、毎年恒例7月14日のパリ祭の花火をこのシャン・ド・マルス公園から見るのが好きなのに、これじゃ花火はどうなるの??
調べたところ、この仮設グラン・パレを設計したのは、フランスの建築家 Jean-Michel Wilmotte という方らしいのですが、この方は他にどんな建築物があるのかなと思って調べてみたら、なんと、あのロシア正教会大聖堂も彼の作品でした。この教会も、残念ながらパリの景観にはあまり融合しておらず、、それにアルマ橋から見えていたエッフェル塔がこの教会の建設により隠れてしまいました。
これです、ロシア正教会大聖堂。。。エッフェル塔の先端がかろうじてみえます。
シャン・ド・マルス公園に隣接する陸軍士官学校 エコール・ミリテール Ecole militaire からはエッフェル塔が一望できていたはずですが、この仮設グラン・パレのせいできっとその景観は損なわれましたね。
左の建物が陸軍士官学校 エコール・ミリテールで、右がシャン・ド・マルス公園。
かつてのフランス大統領サルコジの奥様、カーラ・ブルーニ夫人は、在任当時大統領官邸エリゼ宮ではなくこのエコール・ミリテールに住んでいたってくらいエッフェル塔ビューがお気に入りだったそうです。もしいまがサルコジ政権中だったら、きっとこの場所に仮設グラン・パレは建築されなかったんでしょうね。
(城)
仮設グラン・パレがエッフェル塔前に建設中
2021-04-21
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