-
フランスの今年の冬はコロナの影響で、スキー場にあるリフト(Remontées mécaniques)は休止となっています。
ただ、スキー場や、雪山自体が閉鎖されているわけではないので、スキー場には、ソリ遊びを楽しむ家族連れ、ラケット(スノーシュー)ハイキングをする人々が来ています。
リフトがなくてもスキー、スノボがしたい!!という場合は。。。
「自力で登る」
という手段があります。
自力で登る場合、方法は2つ。
1.行きはラケット(スノーシューズ)を履いて、背中にスキー板やスノボを担いで上り、帰りは逆にスキー・スノボで滑り降りてくる。
2.「ハイキングスキー(Ski de Randonée)」で登って滑る方法です。
今回、こちらのハイキングスキーをレンタルしてみました★
上りもスキー板を履いて登るのですが、後ろに滑らないように、行きのみ、滑り止めである、Peau de phoque、日本語に訳すと、「アザラシの皮」を取り付けます。その昔は本物のアザラシの皮が使われていたそうです。一定方向にはよく滑り、その反対方向には滑らないんだそう。今はもちろん、人工的に作られたペランとしたものをスキー板の底に貼り付けます。
ハイキングスキー用のスキー板のには、”アザラシの皮”を引っ掛けるくぼみもあります。面白いですよね。
ビンディングももちろん、普通のスキーとは違います。ラケット(スノーシューズ)とスキーのいいとこ取りという感じです。登りの設定は、靴のかかと部分が固定されず、登りがキツい場合は、かかと部分を高くして、登りやすくもできます。クロスカントリースキーにもちょっと通じるところがありますね。
登りきって、スキーで滑り降りるときは、スキー靴をスキーに固定となります。普通のスキーよりも軽い感じで、ザザーッとブレーキかけて止まるのはちょっとゆるい感じ。あまりスピード出さないほうがいいですね。
ということで、スキー場をスキーを履いたままハイキングのごとく登り、帰りはスキーで一瞬で終了。というハイキングスキーでした★
リフトが止まってなければなかなか体験できないと思うので今年はまだ何回かこのハイキングスキーを楽しみたいと思います。
(桃)
♪みゅうパリ 雪山ブログ♪
フランス・アルプスで、クロスカントリー・スケーティング♪❆❅
フランス、スキー場のリフトは休止中。スキーをしたいなら・・・
2021-02-19
最新記事