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フランスでは10月末より全土で美術館が閉館しておりますが、先日パリ7区のロダン美術館では、庭園見学のみ再開されました!
開かずの門だったこの重い扉が、ついについに開きました!感無量です!!
美術館は引き続き閉まっているのに、庭園だけを見学?それって楽しいの!?いえいえ、美術鑑賞を楽しめるのは館内だけではありません!美術館自体もすばらしい建築物ですし、なによりこのロダン美術館は、庭園にもロダンの彫刻作品が多く展示されているんです。
「地獄の門」
イタリアの詩人ダンテの叙事詩「神曲」に登場する地獄への入り口の門です。「地獄の門」は、パリ郊外ムードンにあるロダンのアトリエ、またパリオルセー美術館にもあります。庭園からも、館内が少しだけのぞけました。美術館が再開したらまた来たいですね。この美術館は、彫刻6800体、デッサン8000点、写真は1万点もの貯蔵作品があるそうです。
奥に見えるの金色の屋根はナポレオンのお墓があるアンヴァリッド軍事博物館です。
ロダンの代表作「考える人」
ロダンの「考える人」は一体何を考えているのでしょうか?所説ありますが、前述「地獄の門」の制作から派生して、審判官が地獄に落ちた人たちを上から眺めている様子を表現したのでは、といわれています。
じゃあ彫刻のタイトルが「考える人」なのはちょっと変ですよね。考えているのではなく眺めているってこと?どうやらこの「考える人」というタイトルは、ロダン本人がつけたのではなく、ロダン没後後世の職人が名付けたという説もあるようですね。
久しぶりの美術鑑賞、楽しかった!美術館が再開する日がまた一層楽しみになりました。(城)
パリのロダン美術館、庭園見学が再開!
2021-02-10
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