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先日パリ13区においしい湧き水があることを紹介しました。
大都市のパリに、無料で湧き水が飲めるということでしたが、その説明の看板に、「プール」とありました。
プールってどこだろうと探してみると、隣接した建物がなんと市民プールでした。
残念ながら、私が行ったときは閉館日だったのですが、そのプールの前には、パリの歴史を説明するパネルがありました。
先日のブログと重複する場面もありますが、訳します:
「丘の上の家々(海抜62m)に水を供給し、ビエーヴル川(かつてパリを流れていたセーヌ川の支流)の水量を上げるために、1863年に井戸採掘が計画された。
1872年に532m掘ったところで、いったん中断された(前回のブログで見たように、パリコミューンがあったため)。その20年後、工事が再開された。
582m掘ったところで、すこし硫黄質での温水(28度)が大量に吹き出し、一日約6000m3の温水が1903年には提供されている。
その後、工事は、ビエーヴル川の水量を増すという、当初の目的を失ってしまった。
ビエーヴル川が次第に地下に覆われるようになり、住民の生活用水としては上下水道が整備され始めたからだ。
さらに、20年がたち、1924年、この温水を使った市民プールが建設された。」
なんと、パリに温泉があるってことじゃないですか!
28度って、ちょっとぬるいですが、自宅にシャワーしかない筆者にとっては魅力的な話!
9月中旬から開館するようなので、行ってみたいと思います!
Piscine de la Butte aux Cailles
5, place Paul Verlaine
75013 PARIS
渦
パリ13区、湧き水を使った「温泉」プール!
2020-09-27
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