-
2年ほど前に、パリにも落書きを残していったバンクシー(Banksy)。今、パリで「バンクシーの世界 The World of Banksy」という展覧会が行われているので早速行ってみました。
「Rage, the flower thrower」火炎瓶の代わりに花束を投げるやつですね。もとはパレスチナの壁に描かれていたものです。
展覧会は、まさにストリートアートを見に来たような、壁にバンクシーの有名作品が描かれている状態になっています。会場全体が薄暗いのも雰囲気あってよかったです。
これお気に入りです。悪い顔したメイドさん「London maid」。
「Naked Man Hanging from Window 窓からぶら下がる裸の男」。これはブリストルを訪れたときに本物を見ました↓
やっぱり展示のほうはのっぺりした軽いタッチですね。
戦火で傷づいた少女を助けようとする医療関係者に少し待ったをかけ、まずは報道・・・。現実っぽくて寒気がしますね。。。
ロンドンのサザビーズオークションで「風船と少女」が、高値落札後にシュレッダー裁断という騒ぎになった場面を描いた「Morons(バカ、まぬけ)」。
「犬と男(Man with a dog)」はバンクシーが2018年にパリに来た時のもの。 こちらも以前本物を見ました↓
こちらの作品は盗難になってしまったため、もう見ることが出来ません。残念。。
同じ頃パリのフランドル大通に残した「アルプスを越えるボナパルト」。これも本物を見ました↓
本物のほうが躍動感がある感じしませんか?
バンクシーの分身とされる覆面姿のネズミが、ステンシルをカットする際に用いるカッターナイフを持っている様子。こちらも本物と見比べ↓
パリの本物はポンピドゥー・センターが保護していたにもかかわらず盗まれてしまいましたね。。。
最後の作品はショッピングバッグをたくさん持ったキリスト。おリボンまでかかってます。商業主義を揶揄したものですね。
すぐ横の出口に作品の布バッグ。笑 自分で自分を笑っているようでもあり、考えさせられ、楽しい展示でした。
豆知識ですが、ステンシルでの壁アート、実はバンクシーより先に始めたのは、フランスの「Blek le Rat」という人なんです。バンクシー自身もそれは認めているようですね。でもこれだけ世界的に有名になったのは、バンクシーの力ですね。
バンクシーの世界 THE WORLD OF BANKSY
2020年12月31日までESPACE LAFAYETTE-DROUOT
44, rue du Faubourg Montmartre 75009 Paris(桃)
♪みゅうパリ、グラフィティ(落書き)関連ブログ♪
もはや落書きとは言えない!?イギリスのアーティスト、バンクシー(Banksy)パリへの置き土産
もはや落書きとは言えない!?イギリスのアーティスト、バンクシー(Banksy)パリへの置き土産②
またバンクシーが盗まれた!でも盗まれないバンクシーも今夏パリに新登場!!
パリ近郊パンタン市にあるもはや落書きとは言えない、美しい壁アート
懐かしのINVADER(インベーダー)がパリ中に溢れています!
パリ、バンクシー(Banksy)展覧会「The World of Banksy」
2020-09-10
最新記事