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先日も紹介した、バルビゾン村。
今回は、ミレーのアトリエを紹介します。
壁にプレートで、「画家であるジャン=フランソワ・ミレーはこの家で生活し、ここでなくなった」と書いてあります。
こちらは玄関。
歴史的建造物指定になっています。
かわいらしい玄関です。
入ってすぐチケットコントロールがありますが、ここがミレがアトリエとして使っていた場所だそうです。
この部屋はもともと倉庫だったそうです。
それをミレーがアトリエに改造しました。
大きな窓が道側に開いていて、北側に当たります。
ちなみに、画家のアトリエでは、北側の窓が好まれます。
北側から入ってくる光は、直射日光ではなく、外部で反射された光なので、時刻による変化が少ないといわれています。
安定した光の下で、長時間、作業を必要とする画家にとってはありがたいですね。
ミレーは、外でデッサンしたものをここに持ってきて、新たに絵画にするために構成しなおしたのだそうです。
ミレーは印象派のモネのように、キャンパスをもって外で描いたわけではないんですね。
別のいいかたをすれば、『落穂ひろい』、『晩鐘』など、歴史に残る名作は、まさに、ここで生まれたんですね。
いやー、感慨深い!
[みゅう]パリ 美術コラム 『落穂ひろい』ジャン・フランソワ・ミレ
次の部屋は、もともと食堂だった場所。
結構、小さい部屋で、真ん中にテーブルがありましたが、テーブルを入れて全体写真が撮れないほどでした(言い訳。。。)
ミレーが使っていたパレット。
ここに落穂ひろいの絵具が乗っていたのかとおもうと、ちょっと興奮。
この食堂で、ミレーと奥さん、9人の子供、兄弟 + 訪ねてきた友人と食事をとっていたかと思うと、ミレーもかなり質素な生活だったんだな、と思います。
ミレーの素描などのがたくさん飾ってあります
この時計、6時を指して止まっています。
これはミレーがここで亡くなった時間を示しているそうです。
際の後のスペースは、ともとも居間だった場所らしいですが、現在は事務所兼展示コーナーになっています。
この部屋にもいろいろと作品が展示してありました。
見学に15分もかからないような場所、ですが、ミレーの人柄が見えてくるような場所でした!
パリ発
【プライベートツアー】日本語ガイドと専用車で行く フォンテーヌブロー宮殿とバルビゾン 半日観光
バルビゾン村、ミレーのアトリエ
2020-08-23
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