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パリで観光する教会と言えば、ノートルダムか、サクレクールか、と相場が決まっているものですが、今回は、サントゥシュターシュSaint-Eustacheという、パリのLES HALLES 地区にある教会にいってみました。
行ったといっても、たまたま近くを通りかかって、たまたま入ってみたのですが、中の迫力にびっくり。
身廊(しんろう)の高さは、33mで、なんとノートルダムの29mを超えています!
天上の装飾も素晴らしく、ゴシック後期の装飾だなと思っていたら、これは、17世紀に作られたもので、細部には、ルネサンス様式も随分と入っているようでした。
屋根をみると、オジーブ、というのですが、筋みたいなものが、ついていますね。
これは、ゴシック建築で発明された、屋根の重さを柱に伝えるための装置です。
この筋が、単にバッテン印の、十字だったのがゴシックの初期。
パリのノートルダムが具体例。
星のようになって、さらにその一部が垂れ下がって装飾的になってくる、とゴシックの後期の様式です。
ここは、星のような装飾になっているので、少なくともゴシック後期以降だとわかります。
ですから、ヨーロッパの教会建築、内側から屋根をみると、大体どれくらいの時代に建築されたものかが検討が付きます。
こちらは、身廊をぐるっと囲む外側の側廊(そくろう)。
ココも高さがあって、迫力満点。
うっかりして、巨大なオルガンの写真を取り忘れてしまったのですが、、、
ここでは、オルガンコンサートなども行われています。
ルーブルからも徒歩10分もかかりません。
例えば、ルーブルから、人気のある観光地、マレ、あるいは、モンマルトルなどの中間になるので、ぜひ立ちよりもいいかもしれません!
渦
サントゥシュターシュSaint-Eustache 教会
146 rue Rambuteau – 75001 Paris
パリの中心にある巨大な教会、サントゥシュターシュにいってみた
2020-08-10
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