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パリ16区にあるギメ東洋美術館にて、『雪の国フジ展』が開催されています。ギメ東洋美術館は、リヨン出身の実業家エミール・ギメのコレクションを元に誕生した東洋美術専門美術館です。
花の都パリでフジヤマ展?マイナーと思いきや、日本文化、ほんと人気あるんですよねー。以前グランパレで行われた北斎HOKUSAI展も本当にすばらしかった。
今回も、マスクつけながら行列です。ちょっと密っぽいですが。
中も密。狭い館内ですが、マスク必須!
日本人にとって富士山とは、ただ高さが日本一の山というだけではなく、富士信仰という言葉もあるように、富士山そのものを神と見立て、崇拝の対象となっていますよね。多くの芸術家たちが美しい富士を描いてきましたが、特に葛飾北斎や歌川広重が描いた浮世絵は、その後モネやシスレー等フランスの画家たちにも多大なる影響を与えています。
これはエミール・ギメ著、日本について書いた本ですが、表紙が富士山です。富士山は日本の象徴ですね。
葛飾北斎『富嶽三十六景』
歌川広重『東海道五十三次』
浮世絵、すばらしいコレクションがずらり。富士山が描かれている絵以外にも、今回のテーマである『雪の国』、冬の日本が描かれた浮世絵もたくさん展示されていました。侍や着物の女性、当時の街の様子など、日本文化が描かれた浮世絵にフランス人たちも食い入るように見入っていました。
帰り道、トロカデロ広場からエッフェル塔を見に行きましたが、パンダがいた。一緒に写真を撮ると、お金を取るパンダでした。
ギメ東洋美術館『雪の国フジ展』
2020年7月15日から10月12日まで
Musée Guimet
6 Place d'Iéna 75116 Paris
(城)
ギメ東洋美術館『雪の国フジ展』
2020-08-12
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