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19世紀のフランスの風景画家のグループ《バルビゾン派》は、パリ南約60kmに位置するの小さな村、バルビゾン村に由来しています。
バルビゾン村を中心とし、一般的な農民たちや、写実的風景を描いた画家たちを《バルビゾン派》と呼びます。中心核だったのがジャン=フランソワ・ミレーで、ミレーの代表作には『落穂拾い』『種まく人』『晩鐘』などがありますね。
[みゅう]パリ 美術コラム 『落穂ひろい』ジャン・フランソワ・ミレ
バルビゾン村の入り口にある、ミレー『晩鐘』のパネル。
バルビゾン村は、画家ミレーが過ごしたアトリエ兼住居が有名ですが、散策だけでも十分楽しめる、素朴で情緒溢れる美しい村。住人は約1300人だそうです。 大都会パリから日帰りできる距離にありながら、すっごくのどかな時間が流れています。THE・フランスの田舎です!
メインの大通り (Grande Rue) の両側には、レストラン、カフェ、アートギャラリー、ショップなどが並びます。村中、緑いっぱいですっごく気持ちいい!お家のデコレーションがいちいちかわいい!
こんなモリモリなご家庭も。生い茂る木々のボリュームがすごくてお家が隠れているほど。
村の唯一のお花屋さん。かわいいな~
村のところどころに、レプリカパネルが設置されています。これはミレー『落穂拾い』。ミレー以外のバルビゾン派の画家のパネルもありますよ。
ミレーのアトリエアトリエ兼住居が、現在小さな美術館として残されています。ミレーの作品やバルビゾン派の画家たちの作品が展示しています。マスク必須、最大10名までの入場制限でした。
ミレーのアトリエすぐそばにあるホテル、バ・ブレオ (Hôtellerie Du Bas-Bréau)。ここは1971年に昭和天皇、皇后両陛下が訪れたという由緒あるホテルです。
バルビゾン村を訪れると、なぜ多くの画家たちがバルビゾン村を愛し、またこのバルビゾン村も芸術を愛する村であるのか、伝わってきますよ。
パリ発
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バルビゾン派の代表的画家、ミレーが愛したバルビゾン村
2020-06-23
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