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昨年秋、3つ星シェフのギー サヴォア氏が、セカンド店の レストラン ブキニストを思いきって ラーメン屋、SUPU RAMENに模様替えして話題となりましたが、果たして = 本格派ラーメン =なのか、それともパリの巷にあふれる= 模倣派ラーメン= なのでしょうか?
いずれも違います。
強いて言えば、= 創作派ラーメン = と言えるでしょう。
ラーメン文化は、パリの街で市民権を得て久しく、日本語を学ぶフランスの若い世代の間には、1985年に公開された伊丹監督の廃れたラーメン屋を蘇えさせる 映画 < タンポポ > のストーリーとして広く知られています。 ギー サヴォア氏は、日本のラーメンにフランス料理のエッセンスを巧みに取り入れました。新鮮な野菜サラダ、日本製の椎茸、トマトやカボチャの煮込みがご
覧のとおり入っています。今回は、少々辛味のきいた味噌味を選び豆腐をトッピングしてもらいました。ブイヨンはもちろん自家製。麺は小麦粉に蕎麦粉が混じり、サクサク感豊富。シェフが、ブルタ ーニュ出身と知り納得。 これで値段は15ユーロ位でした。
ラーメン+1ユーロで当店自慢のプチデザートがつく学生のみのメニュー
もあるとか。店内は、床もカウンターの椅子もカラフル。
壁には、おびただしい落書きのデザインが。 ポップアートのデザイナーがインテリアを手がけています。
次は、ぜひ ギーサヴォア氏自慢の< demi-dessert > を食後に試してみようとお店を後にしました。
SUPU RAMEN avec GUY SAVOY
53 quai des grands Augustins
75006 Paris
(友)
ギー サヴォアのラーメン店 / SUPU RAMEN
2020-03-01
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