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ルーブル美術館と同じ建物内にある、カルーセル-ルーブル。展示会や、エクスポなどをやる空間で、かつて、香取慎吾さんが作品を展示したことでも知られています。
そのカルーセル-ルーブルで開かれたART SHOPPINGに行ってきました。
ART SHOPPINGという展示会は、世界中のアーティストが集まり、自身の作品を発表すると同時に販売もできるエクスポです。
第25回目になる今回は、300の展示者、51のギャラリー、32か国1000人のアーティスが自身の作品を展示するためにルーブルに集まりました。
展示者が300で、アーティスが1000人と数が違うのは、1展示者が、代表者となり、複数のアーティストを集めて、1つのブースを作る、という所が結構あるからです。
むしろ、ソロ展示するアーティストのほうが、少数派、だったりします。
以前ブログでも紹介した画家の友人、吉澤敬二さんが、展示をするということで、遊びに行きました。
吉澤敬二さんは、JAPAN PROMOTIONという展示者のもとで、1作品を展示していました。
KAKI。
お隣さんからいただいた柿がモチーフにした、油彩画。セザンヌっぽい感じ、個人的にはとても好きです。こちらは、同じブースに展示されていた、銅版画家の若井 真由夏さん。
銅版画の技法など、とても詳しく教えてくださり、とても興味深くお話を伺いました。
モチーフの由来、下絵を同様に作るか、下絵をどのように版となる銅板に仕上げるか、さらには、どのように刷るのかなどなど。銅版画は、数を刷れるので値段も油彩画に比べて、比較的安いです。アートコレクションを始めるにあたって、おすすめです。
こちらは、スワロフスキーアーティスのYAMAZAKI YUKAさん。
スワロフスキーは、ガラスのアクセサリーを作っている、ぐらいの知識しかありませんでしたが、スワロフスキーアートなるものがあるのを初めて知りました。
さまざまな、スワロフスキーを貼り付けることで、下絵を輝かせていきます。
色ももちろん、ストーンの大きさを変えることで、作品の流れを表現したり、とかなり奥は深そう。
作品説明パネルには、木版にスワロフスキー。木版に油彩、とか、カートンにグアッシュとか、よく見ますが、スワロフスキーも一つの素材なんですね。このようなART SHOPPINGの面白さは、作品を買えること。
すべての展示作品には、値札が付いています。もちろん、値段もピンキリですが、十分に私のような庶民にも手の届くような値段のものもあります。どうしても、芸術・美術というと、美術館で鑑賞するもの、という意識がわれわれには強いですが、作品を買うことで、日常の中にアートを取り入れることもできるし、まだ有名になる前のアーティストの作品を買うことは、そのアーティストを応援することにもなります。
印象派のモネだって、ルノワールだって、みんな無名の時は友人が作品を買ってくれていた。
応援するために買うわけではありませんが、好きな作品にあって、それが出せるぐらいの値段だったら、ぜひ買いたい、と個人的には思っています。
渦
ルーブルで開催、ART SHOPPING
2019-11-04
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