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    もはや外れなし!日本人シェフの本格フレンチ 「ソリレス」


    2019-10-14

  • 「ソリレス」という鶏肉の部位をご存じでしょうか。
    もも肉と胸肉の間ぐらいにある親指の第一関節ぐらいの大きさの部位で、骨が複雑に重なりある場所にあるため、つい食べずに捨ててしまう部位でもあります。

    ただし、この部位が鶏のなかで一番おいしいともいわれておりまして、この部位を食べずに捨ててしまうのは馬鹿者だ、といわれています。

    そんなことから、この部分をフランス語で、「ソリレス (Sot l'y Laisse)」と呼んでいます。直訳すると、「馬鹿はそれをそこに残したままにする」。言い換えれば、美食家、グルメは絶対食べるわけで。

    そんな名前を付けた、日本人シェフによるフレンチレストランがパリにあります。

    シェフは、土井原さん。「代官山メゾン・ポール・ボキューズ」で料理長を務めたフレンチの本格派。ボキューズ仕込みの本格フレンチを、ビストロ価格(あるいは、高級ビストロ?)価格で楽しむことができる、おすすめのお店です。

    本格フレンチのレストランは、日・月曜休みが多いですが、ここは、月曜夜は空いているので、ここもポイント。

    サービスを担当する日本人の奥様は、常連の人気者。肩ひじ張らずに本格フレンチが食べられるうえに、日本語が通じ、メニューも日本語があるので、とても安心です。

    この日、友人3人で行ったので、それぞれのお料理をシェアしながら食べました。
    まずは、前菜:
    ソリレスのフリカッセ


    店名にもなっている、ソリレスは、必ず食べてほしいお皿の一つ。とにかく、おいしい!

    マテ貝のサラダ


    癖のなく、コリっとした食感と季節の新鮮な野菜の組み合わせが絶妙。

    カモのフォアグラのテリーヌ


    濃厚なテリーヌとあっさりとしたムースの組み合わせはさすが!


    さて、ここからはメイン:
    鳩のロティー(つまり、グリル)


    まったく癖がなく、しかし、鳩の独特の深み、おいしさをうまく生かした一品。

    子羊のロティー


    やわらかく、臭くなく。羊の独特な味が苦手という人でもおいしく食べられると思いました。

    アンコウのポワレとリゾット


    ぶりっぶりのアンコウの食感、たまらないです。だしがよくでたリゾットも美味。コメ好きとしては、このリゾットは鍋の後のおじやに匹敵するおいしさ、と言ったらシェフに失礼かな?

    とにかくこの時点でおなか一杯。
    しかし、やっぱりデザート食べたいね、ということで、3人で1つのデザートをシェアー。

    デザート
    フォンダンショコラ

    注文してからオーブンにいれるので、20分ほどかかりますが、出てきたチョコレートケーキはあつあつで、なかはとろとろ。


    甘さを抑えたさっぱりアイスと一緒にたべて、大満足のディナーでした。

    フランスでは、日本人シェフの活躍が目立ちますが、やはりここもほかの例をもれず、、、名店でした。


    Sot l'y Laisse
    70 Rue Alexandre Dumas, 75011 Paris
    01 40 09 79 20


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