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先週お伝えしたブログデモ、でも、安全!パリの日常は問題なしの続きです。
まずは、今朝9時ちょっと前の凱旋門の写真です。先週よりも1時間早く行ったので、まだ日の出直後、観光客は少なめですが、それでも朝から人気者の凱旋門。何事もなかったように、いつもの通勤風景のシャンゼリゼ。
フランスのガソリン燃料税の引き上げに対するデモ。マクロン大統領へ対するこの不満は、教育改革で大学入学試験や学費などの影響を受ける学生達や、なかなか改善されない医療関連の仕事に就く人にも輪が広がり、先週の土曜日8日はシャンゼリゼやサンラザール駅、バスティーユ広場で、『大統領に意見を届けよう!』と、前回の12月1日を上回る市民が集まりました。
ルイ・ヴィトン本店。今日はまだ早かったので、並んでいる人は1人でした。今朝は気温が下がって寒い~。がんばってください!
日本のニュースなどでは、『パリはデモで商店の窓ガラスは壊され・・・』といった報道があるようですが、窓ガラスを壊しているのは『壊し屋』と呼ばれる人々で、デモを行っている人たちではありません。しかも、壊されているのは、ほんの一部です。小さい頃、『みんなが持っているから、わたしにも買って~』という子ども惑わされそうになりつつも、『じゃあ、誰が持っているのか教えて?』というと、2~3人の名前しか挙がらないような、あのような感じです。
先週もお届けしたラデュレもかわいい♪
今朝は、バスティーユにも足をのばしてみました。バスティーユの塔の上に立つ銅像の両手には、自由を象徴するものがあります。また、この広場の石畳は、一部色が違うところがあります。それは何故?そんな歴史を追って街歩きをすると、さらに楽しい街がパリ。
続いてルーブル美術館。今週は地下の入口の様子をご案内。ショッピングアーケード、カルーセル・ルーブルは、クリスマス一色☆
逆さピラミッドのある入口には、長い行列がありました。今日も小学生の課外授業のグループの姿が。ルーブル美術館は本当に大きいので、課外授業もテーマをかなり絞って、一区間でじっくりと鑑賞します。以前、幼稚園のルーブル課外授業をした時のお話はまた次回に。
共和国のフランス、市民の声を大統領は無視できません。今夜はマクロン大統領の演説があるそうです。こんな日は、みんな外食せずに家に帰ってテレビにかぶりつき演説を聞くのがフランス風。翌日は、その演説に関して、意見を交わすのもフランス風。みんな自分の意見を持っていて、話したい!ちなみにあまり他人の意見はそんなに注意して聞いていないので、身近な人と意見がぶつかる事はほとんどない(笑)
自分の意見をどう表現するか、という事に長けたフランス人をみていると学ぶところは多い、とつくづく感じる月曜日の朝でした。(鮎)
デモ、でも、安全!パリの日常は問題なし その②
2018-12-10
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