もはや落書きとは言えない!?イギリスのアーティスト、バンクシー(Banksy)パリへの置き土産 みゅうパリ ブログ記事ページ

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    もはや落書きとは言えない!?イギリスのアーティスト、バンクシー(Banksy)パリへの置き土産


    2018-10-25

  • イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家バンクシー(Banksy)は、社会風刺のグラフィティ(落書き)アート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くことで知られています。本名など非公開なのですが、あの人ではないか・・・?という噂はいくつもあります。その作品の一つ、「風船と少女」は、オークションで高値で落札されましたが、額縁にシュレッダーが仕掛けられていて、落札直後にザーッとシュレッダーにて細切れに・・・そこまで含めて作品ということなんでしょうね。

    覆面といいつつ、なぜか地元はブリストル(Bristol)市ということがわかっているようで、2009年夏、ブリストル市営美術館で、大規模展「Banksy versus Bristol Museum」が行われました。また、ブリストル市に点在するアートを見るウォーキングツアーも開催されています。

     

    ブリストル市にあるBanksyのグラフィティ。フェルメールの名作「真珠の耳飾りの少女」風。

     

    こちらもブリストル市にあるグラフィティ「The Mild Mild West」。爆弾を投げるくま?の下に、薄っすらとbanksy!と書かれています。

     

    そのバンクシーが今年パリにやってきて、いろいろ置き土産(落書き)をおいていってくれたのです!

    バンクシーのインスタグラムでも紹介されているパリ市内のグラフィティの一部を見てきました。残念ながら、すでに消されていたり、上から更に落書きされているものもあります。

     

    「Man with a dog」こちらは割とオリジナルに近い状態で残っていました。犬に与えようとしているのは、犬の前足の骨・・・。男の後ろにはのこぎり。シュールですね。

     

    こちらは19区にあります。ジャック=ルイ・ダヴィッド(Jacques-Louis David)の描いた馬にまたがるナポレオンの絵画『ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト Bonaparte franchissant le Grand-Saint-Bernard 』風ですね。この建物自体の外壁は外側のグレーに塗り替えられていますが、Banksyの絵は切り取ったように残され、更に上に落書きされているため、今は、絵の上からプラスチックの板が貼られて保護されています。

     

    ポンピドゥー・センターの近くにはよく出てくるモチーフのネズミさん。

    パリの歴史ある美術館めぐりもいいですが、今や世界的アーティストとなったBanksyの絵を見つけにパリを巡るのも楽しいですよ。 

    (桃)

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