雪のシャンボール城 みゅうパリ ブログ記事ページ

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    雪のシャンボール城


    2018-03-26

  • 先日パリでも雪が降って、交通機関をはじめ色々な混乱が起きましたが、そんな中、シャンボール城へ行ってきました。

    雪が降っていたので、パリ出発前に問い合わせると、なんと雪のため閉まっているとのこと!

    理由を聞くと、シャンボール城は広大な森の中にあり、城までいくのに森のなかの道を通らなければいけないのですが、その道が凍結しているために危険なので閉館中だとか。

    雪が降っている場合、開館状況を調べておくことをお勧めします!

    この日は天気が良かったので、午後雪が解ければ開館するかも、という適当な返答。毎度のことながら、フランスって国は、、、と思ってしまいます。

    それでも、リスクをかけて、シャンボール城に行きましたが、午後には幸運なことに開館していました。

    そのおかげで、雪化粧+青空のシャンボール城を写真に収めることができました!

     

    シャンボール城を写真に撮る時は、多少遠回りでも、正面の入り口ではなく、背後にまわるといい写真が取れます。

     

    シャンボール城を作ったのは、フランソワ1世。ソローニュの沼地の真ん中に、狩猟に適した森がある、という理由でこの巨大なお城を作りました。

    こちらは、フランソワ1世の胸像。

    16世紀の人物ですが、身長2mを超えていたといわれるフランス王で、全てにおいてスケールの大きい人物でした。

    お城の設計は、レオナルド・ダ・ヴィンチによるアイディアがもとになっていると考えられていて、城の中央にある2重らせん階段はその代表的なものです。

     

    こちらは、王の寝室を再現したもの。

    シャンボール城は王と王宮が常駐するために作られた城ではありません。ルネサンス当時の王宮は季節ごとに移動していて、王が滞在する時期にだけ、家具が運び込まれ、各部屋は美しく装飾されました。逆に言えば、王のいない時期、城は空っぽになってしまうのです。

    この部屋は、フランソワ1世の時代の装飾の再現ですが、時代の王族が使っていた家具は全く残っていません。あくまで、資料に基づいて作成されたコピーが展示されているだけです。

    こちらは、17世紀、ルイ14世の時代に作られたもの。

    ルイ14世はシャンボール城に滞在するために、改修を行いました。彼の宮廷では、エチケットという礼儀作法があり、その作法に適した空間が必要だったからです。例えば、王の起床、就寝が儀式として行われる寝室は、控えの間、そして衛兵の間に先立たれていないといけません。そのため、この部屋を王の寝室ときめ、ベルサイユ宮殿と同じような儀式がとれるように、一連の部屋が続くように改装したのです。建築に携わったのは、ジュール・アドワン・マンサール。ヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊を作った建築家です。

    そのほかたくさんの見どころがあります。例えば、王妃の部屋の装飾も見事。至る所にタペストリーがかけられているのが分かります。

    シャンボールのタペストリーコレクションは、フランスの最も美しいコレクションのひとつです。1970年代より、フランスは17世紀のタペストリーを買い、古城に展示しました。そのもっとも美しいタペストリーはシャンボールで展示されています。もちろん、かつてのシャンボールの装飾を再現するという意味もありますが、広い壁があるために、巨大なタペストリーを展示するのみ最も適していたからです。

    魅力あふれるシャンボール城、ぜひ訪れてみてください。

     

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