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先日パリでも雪が降って、交通機関をはじめ色々な混乱が起きましたが、そんな中、シャンボール城へ行ってきました。
雪が降っていたので、パリ出発前に問い合わせると、なんと雪のため閉まっているとのこと!
理由を聞くと、シャンボール城は広大な森の中にあり、城までいくのに森のなかの道を通らなければいけないのですが、その道が凍結しているために危険なので閉館中だとか。
雪が降っている場合、開館状況を調べておくことをお勧めします!
この日は天気が良かったので、午後雪が解ければ開館するかも、という適当な返答。毎度のことながら、フランスって国は、、、と思ってしまいます。
それでも、リスクをかけて、シャンボール城に行きましたが、午後には幸運なことに開館していました。
そのおかげで、雪化粧+青空のシャンボール城を写真に収めることができました!
シャンボール城を写真に撮る時は、多少遠回りでも、正面の入り口ではなく、背後にまわるといい写真が取れます。
シャンボール城を作ったのは、フランソワ1世。ソローニュの沼地の真ん中に、狩猟に適した森がある、という理由でこの巨大なお城を作りました。
こちらは、フランソワ1世の胸像。
16世紀の人物ですが、身長2mを超えていたといわれるフランス王で、全てにおいてスケールの大きい人物でした。
お城の設計は、レオナルド・ダ・ヴィンチによるアイディアがもとになっていると考えられていて、城の中央にある2重らせん階段はその代表的なものです。
こちらは、王の寝室を再現したもの。
シャンボール城は王と王宮が常駐するために作られた城ではありません。ルネサンス当時の王宮は季節ごとに移動していて、王が滞在する時期にだけ、家具が運び込まれ、各部屋は美しく装飾されました。逆に言えば、王のいない時期、城は空っぽになってしまうのです。
この部屋は、フランソワ1世の時代の装飾の再現ですが、時代の王族が使っていた家具は全く残っていません。あくまで、資料に基づいて作成されたコピーが展示されているだけです。
こちらは、17世紀、ルイ14世の時代に作られたもの。
ルイ14世はシャンボール城に滞在するために、改修を行いました。彼の宮廷では、エチケットという礼儀作法があり、その作法に適した空間が必要だったからです。例えば、王の起床、就寝が儀式として行われる寝室は、控えの間、そして衛兵の間に先立たれていないといけません。そのため、この部屋を王の寝室ときめ、ベルサイユ宮殿と同じような儀式がとれるように、一連の部屋が続くように改装したのです。建築に携わったのは、ジュール・アドワン・マンサール。ヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊を作った建築家です。
そのほかたくさんの見どころがあります。例えば、王妃の部屋の装飾も見事。至る所にタペストリーがかけられているのが分かります。
シャンボールのタペストリーコレクションは、フランスの最も美しいコレクションのひとつです。1970年代より、フランスは17世紀のタペストリーを買い、古城に展示しました。そのもっとも美しいタペストリーはシャンボールで展示されています。もちろん、かつてのシャンボールの装飾を再現するという意味もありますが、広い壁があるために、巨大なタペストリーを展示するのみ最も適していたからです。
魅力あふれるシャンボール城、ぜひ訪れてみてください。
渦
公共の交通機関では行きにくい場所へは、みゅうのプライベートツアーが便利です!
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2018-03-26
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