2017年10月14日(土) 限定！秋のロワール地方いいとこ取り1日観光参加レポート　みゅうパリブログ

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2017年10月14日(土) 限定！秋のロワール地方いいとこ取り1日観光参加レポート

2017-10-25

素晴らしい快晴秋晴れに恵まれた2017年10月14日(土)、1日限定ツアー『秋のロワール地方いいとこ取り1日観光』に参加してきました。このツアーでは、フランスの伝統陶器ジアン、エッフェル建築のブリアール運河橋、コトー・デュ・ジェノワのワイン試飲、そしてロワールの中世のお城見学と、見どころをぎゅっと詰め込んだロワールいいとこどりツアーです！

まずはフランスの伝統陶器ジアン。フランスの伝統ある陶器の中でも、200年の歴史を誇る伝統陶器ジアンは、フランスをはじめ、ヨーロッパの貴族の食卓に使われ、愛されてきた陶器です。ロワール地方にあるジアン Gien の街にあるジアン美術館と、隣接するショップでお買い物をしてきました！フランス在住のマダムたちが目を輝かせてお買い物されていて、我々もとてもうれしかったです。ショップタイムは1時間とりましたが、『全然時間が足りなかった～❤』という声がたっくさん。ご満足いただけたようでよかったです。

お買い物の後は、ジアンの街で自由昼食。ゆったりとした坂道を登って高台へ行くと、ジアンの街を一望できるすばらしい眺めが！高台にはジアン城、そしてジャンヌ・ダルク教会があります。フランスの国民的ヒロインジャンヌ・ダルクがなぜジアンと歴史的関連が？ジャンヌ・ダルクがオルレアンを解放し、シャルル7世を仏国王として迎えるべく戴冠式を行うためにランスへ軍を向かわせるよう諭したのがここジアンで、出発地点ともいわれています。ジャンヌ・ダルクをデザインしたジアン焼き陶器も残っているそうですよ。

ジアンの街では、通りのプレートやお店の看板などにジアン焼きが使われていてとってもオシャレ。街全体がジアン焼きに包まれています。わたしはサンドイッチを買ってロワール川沿いのベンチに座ってランチを食べました。お天気がよくてとっても気持ちよかったです。サンドイッチを買った街のパン屋さんのムッシュ、昔大阪で1年間パンを教えにいっていたそうで、「アリガトウゴザイマス」と片言の日本語も！世界は狭いですね。

ランチのあとは、ブリアール運河橋。ブリアールという小さな街にある運河橋は、花の都パリのシンボル「エッフェル塔」の建築でも有名なギュスターヴ・エッフェル氏による設計です。ロワール川にかかる橋の上にさらに運河があるという、日本いや世界をみてもこんなに珍しい光景はないのでは・・？フランスの田舎らしいのどかな光景です。

続いてはワインテイスティング。今回テイスティングするワインは、13世紀にはすでに王宮に献上されていたといわれる非常に古い歴史を持つコトー・デュ・ジェノワ。ロワール地方サントル・ニヴェルネ地区のA.O.C.です。ワイン造りに熱い情熱を注ぐムッシュの説明がなかなか長くて、やっと待ってでてきたワインテイスティングは最高でしたね！生産したワインのほとんどが地元の常連やレストランに卸して消費してしまう、とのことで、世の中ではなかなかお目にかかれない貴重なワインに皆さん箱買い！パリではとても買えない安価で買えるのも、地元セラーを訪れる醍醐味のひとつですね。

最後は水上にたたずむ美しいロワールの古城、ビュシエール城。12世紀城砦として建造され、その後17世紀にティエ家の邸宅として優雅な城として改修されました。革命期を経てシャスバル家に所有者が代わってからは、その子孫達が今でも所有者としてこの古城を管理しています。

この10月14日はグルメフェアが行われており、地元の生産者たちによるプレゼンテーションが行われていて、いつも以上に盛り上がっていました。地ビール、ジャムやはちみつ、生ハムやチーズ、チョコレートなどなど、たっくさんのフランス伝統グルメに皆様興味津々。古城の見学半分、グルメフェア半分、両方お得に満喫することができました！

見どころ盛りだくさんのロワールいいとこどり1日観光。見て食べて飲んで買って、とても楽しかったですね！ご参加いただき誠にありがとうございました。

(城)