エルメス~レイラ・マンシャリの世界~特別展覧会 みゅうパリ ブログ記事ページ

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    エルメス~レイラ・マンシャリの世界~特別展覧会


    2017-11-14

  • パリ8区フォーブル・サン=トノレ通りに本店をかまえるフランスの高級ブランド、エルメス Hermès の展覧会、~レイラ・マンシャリの世界~に行ってきました。1か月間だけの特別企画展です。

     

    チュニジア生まれのデザイナー、レイラ・マンシャリは、1961年にエルメスのデザイナーに就任、その後1978年から2013年まで、チーフデザイナーとして華麗なるエルメスのウインドーディスプレイを手がけてきました。彼女のディスプレイのテーマは「夢を描くこと」、チュニジアや旅を通じて出会ったたくさんの国から得たインスピレーションを基盤とし、絵画、彫刻、革、モザイク、石、ガラス、様々な素材をモチーフにしてエルメスのバックとともに彼女の夢をディスプレイに表現してきました。その多彩な才能でエルメスのディスプレイを牽引してきたレイラ・マンシャリへのオマージュを込めた展覧会となっています。

     

    エルメス展覧会会場はエルメスカラーのオレンジにライトアップ。

     

    各ディスプレイのテーマとエルメスバックの説明を、エルメスのスカーフをきりっとまとったスタッフの方が案内してくれます。このエルメス展覧会でディスプレイされているバックはすべてすべて1点もの。世界にたった1つ、そして販売もしていないそうです。展示されているディスプレイも、今回のこのエルメス展覧会のために新たに創作されたもの。

     

     

    スケルトンになっている透明なバックはオーガンジー生地。夏、花をモチーフにしてバックを彩るにふさわしいこのディスプレイは「夏の王宮」というテーマで、木と大理石で表現されたものだそうです。

     

    この緑色のバックはクジャクの羽を使ったもの。スワロフスキーの宝石をふんだんに使ったディスプレイ内でひときわ目立っていました。 世界的に有名なエルメスのケリーバックですが、当初はケリーという名前はついていなかったそう。モナコ王妃グレース・ケリーが、妊娠初期に、パパラッチに悟られないようにお腹をこのエルメスのバックで隠していたことから「ケリー王妃が持っていたバック」と呼ばれるようになり、その後正式にケリーバックという名前になったそうです。 

     

    レイラ・マンシャリは色を表現するとき、いつも別の表現を使うことを好んでいたとか。こういった黄色を使ったディスプレイも「黄色」といいわずに「シトロネット Citronette (レモン風の)」という表現をしていたそうです。

     

    展覧会最後のディスプレイは、馬具専門店としてスタートしたエルメスの原点ともいえる、木、革、メタルで表現された馬のディスプレイ。旅行バッグが展示された、世界に旅行に出かけたくなる気分にさせるディスプレイだそうです。 

     

    高貴なエルメスの世界にたっぷり浸れる期間限定展覧会、グランパレにて2017年11月8日(水)から12月3日(日)まで開催されています。

    « Hermès à tire-d’aile - Les mondes de Leïla Menchari » 

     

     

    パリ・エルメス職人のアトリエデモンストレーション展♪

    ルイ・ヴィトンの軌跡を巡る旅展覧会 **グラン・パレで開催中**

     

     

    (城)


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