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3年ほど前から空前のブランチブームのフランス。日曜日はゆっくり起きてのんびりブランチを楽しむ人、普段は子育て&共稼ぎで忙しくしている家族が、家事をちょっと休憩して外食を楽しんだりと、楽しみ方はいろいろ。
今回は“ご当地ブランチ”を目指して、パリから遠征です!
2016年より始まった、ディジョンのLe Brunch des Halles de Dijon.このブランチ、なんと街の中心地にある屋内食料品市場の建物の中で食べるのです!観光局と街が一丸となって、街のプロモーションの為に企画したイベントなのですが、昨年1年目にして大ヒット!今年はパワーアップしての開催です。
入場券は当日でも購入可能ですが、パリから遠征しているので、事前予約をしていきました。入り口には予約済みと予約無しの列が2つあり、予約済みはもちろんファストパス!入場の際には、こうして紙製のブレスレットをつけてもらいます。
ブランチは5月~9月末までの毎日曜日に開催ですが、この市場、日曜日は休市なので、こうして店舗には幕がかけられ、そのすぐ横にテーブルがセッティングされています。クロスは特注らしく、お皿とナイフ・フォークの位置が描かれており、セッティングのスタッフをこれを目印にせっせと作業をしていました。
さーて、お待ちかねのブランチです!一般的に流行りのブランチは、席にいろいろと運ばれてくるタイプですが、ディジョンのブランチの特徴はビュッフェスタイル!しかも毎週シェフもメニューも変わるので、開催期間中、何度も足を運ぶ地元の人もいるんだそう。シェフはディジョンにゆかりのある人が選ばれ、ミシュランの星つきレストランのシェフが登場する週もあります。シェフ・メニューともに、各開催日の数日前に発表なので、毎週ドキドキ・ワクワクです♪
訪れた週のシェフは、ディジョンの郊外にあるおシャレなホテルレストラン、La Musardeの2人のシェフ。
まずは前菜から♪キノアとフェタチーズを詰めたミニトマト、サーモンのラップサンド風、フェンネルのサラダ、赤いペストソースのパスタ、ブルゴーニュ名物のグジェール(チーズ風味のシュー)、田舎風テリーヌ、豚の肩肉のパセリ寄せ・ディジョン名物のカシス味のマスタード添え、有機野菜のサラダ
それぞれちょっとずつ取りましたが、かなりボリュームがあります~。お隣に座ったムッシュは、テリーヌが気に入ったのか、お代わりしていました(笑)
写真手前は本日のメイン、チキンのタンドリーマサラソース、その横はグルナイユという小ぶりのジャガイモのハーブ風味。
このチキンの火の入れ加減が、ビュッフェでも可能なのか!と思うほど、生でもなく、全くパサパサせず素晴らしかったです。ディジョン名物のマスタードが添えられていましたが、個人的には鶏わさ風にワサビ~と思ったほど、嬉しい食感。ジャガイモもホクホクでいい脇役です。
メインが終わったところで、かなりおなかが一杯でしたが、チーズとデザートを食べないと、締まりません(笑)手前のオレンジ色は、ディジョン近くのエポワスという村で作られる“エポワス”、奥のカマンベールに似たものは、ブルゴーニュのブリア・サヴァラン、丸い容器は、ブランド鶏で有名なブレスのフレッシュ・クリーム、その奥の棒上に切られたのは、ハードタイプのデリス・ド・ポマール。いずれもご当地チーズです♪ちなみに、丸いチーズはこうしてケーキのように切り分けます。
デザートは、レストラン名物のブリオッシュ、プラリネ入りのシュー、ココナッツのマカロン、ラズベリーのフィナンシエ、そしてバルサミコソースとミントであえたイチゴ!バニラアイスxバルサミコは聞いたことがありましたが、苺xバルサミコもおいしい♪
ちなみに、飲み物はソフトドリンクとコーヒーはビュッフェに含まれていますが、ブルゴーニュといったらワインですよね!ご心配なく、ワインのスタンドでは、グラス売り・ボトル売りをしていて、1杯4€から楽しめました。
バカンスシーズンの8月に訪問したので、観光客が多いのかな?と思いましたが、地元の方々が多く、子ども連れの家族や、お友達同士が目立ち、マルシェでいいシェフの食事が食べられる、というこの気軽さがウケているのを実感です。
フランス人はとにかくおしゃべりが大好き。子ども達が退屈しないように、マルシェごっこやゲームまで用意されていました!
結局、わが家はのんびり2時間、食べたり・飲んだり・遊んだりして楽しみました♪
★Le Brunch des Halles de Dijon★
2017年は9月24日まで開催。1人25€です。
(鮎)
屋内マルシェでブランチ体験!日曜日はディジョンへ♪
2017-09-04
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