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    パリの水道水は飲めるの?


    2017-03-22

  • パリに遊びにくる友だちに、「パリの水道水は飲めるの?」とよく聞かれます。パリ市は「パリの水道水は飲料水として適している!」と断言しているけど・・・でもそれってほんとう??

     

    その答えはきっとここにある!

     

    ここはパリ16区、セーヌ河岸にある水のパビリオン(Pavillon de l'eau)。パリの水道水について、歴史、水源、浄化方法、どこから運んでこられるののか、どのように水道水を作っているのか、パネル、模型、写真とともに詳しく学ぶことができます!


    19世紀まで、パリジャンはセーヌ川の水を飲んでいたそう。体を洗うのもセーヌ川。雨水もたまりますし、生活用水としてのセーヌ川の質は劣悪で不衛生そのもの。コレラやペストなどの伝染病が大流行したのも納得の歴史ですね。

     

    19世紀後半になり、当時のセーヌ県知事オスマンはナポレオン3世の命により,パリの美化及び衛生化の大革命を行います。パリの地下下水を整備し、きれいな水を供給、20世紀はじめにようやくパリは清潔で正常な水周りを整備されたのでした。

     

    パリの下水道の歴史をもっと詳しく知りたい方は、パリ下水道博物館もどうぞ。ブログはコチラ

     

     

    水のパビリオンではパリの水道水の成分も細かく記されています。1Lあたり、カルシウム:90mg、マグネシウム:6mgなどなど・・・

     

     


    フランス語で水差しをカラフ(la carafe)といいますが、オシャレなカラフでもっと楽しく水道水を飲もう★ということで、かわいいお土産カラフが売っていました。これならお水をくむのもたのしくなりますね^^


     

    フランスといえば、たくさんのミネラルウォーターの源水地でもありますよね。エヴィアン、ヴィッテル、ボルヴィック、コントレクス、など。でもミネラルウォーターを買わなくても、パリ市内には無料の公共給水栓があるので、どこでも水を飲むことができます~。

     

    この噴水も・・前回のブログでご紹介しました♪

     

    いやいやわたしはガス入り派!なんて方には、もちろん炭酸水だってありますよー! フランス語で EAU PETILLANTE 英語で SPARKLING WATERと書かれた給水栓では、冷たいスパークリングウォーターを飲むことができます!!

    スパークリングウォーターの給水栓はパリ市内でも数箇所にしかないので、お見かけしたらぜひ飲んでみてください♪ちなみにこの写真の給水栓はオルセー美術館のそば、セーヌ河岸です。

     

     

    Pavillon de l'eau - Eau de Paris
    77 Avenue de Versailles, 75016 Paris

     

    (城)


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