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昨年 稀代の建築家 ル・コルビュジェの作品群が ユネスコの世界遺産に指定されましたがリヨンから ローカル線で1時間15分、サン=テティエンヌから10分の町 フィルミニを訪れてみました。
フィルミニの建築群は1960年に当時のフィルミニ市長がル・コルビュジェに設計を依頼したことで誕生しました。
フィルミニ市長のクロディウス・プティ氏は、かつて建設復興大臣も務めていたことがあり、その際にマルセイユのユニテダビシオンの建設に携わったため、ル・コルビュジェをすでにしっていました。彼は新たに整備されたフィルミニの住宅地区の敷地に文化会館、集合住宅、競技場、教会の設計を依頼しました。フィルミニの駅下車、 正面を進むと教会がありますが、 これは普通の教会。
さらに 600m ほど道路沿いを歩くと、 円みを帯びた三角錐の ドームが
目に入ってきます。これが ル・コルビュジェ 設計の 有名なサンピエール教会です。
大晦日、 16時には閉館するというので、 閉館間際に内部見学。
訪れる人々もまばらで、 ほぼ一人占めできました。釣り鐘型の天井、 広がる空間には 夜空の星座をちりばめたような光の精に うっとりし、 声を失ってしまいます。
屋外スタジアムを はさんで
同じく ル・コルビュジェの 作品である、 文化館が隣接。
青空を付き抜けるような屋根が印象的なたたずまいに、
正面は 黄、赤、緑、青といった彩色が幾何学模様となり、
これぞ、ル・コルビュジェ作品の典型とも言えましょう。こちらは、ユニテダビタシオン=集合住宅の模型。
天候にも恵まれ、 すっかり ル・コルビュジェ ファンになってしまい、 名残惜しい 思いでフィルミニの地を後にしました。
( 友 )
ユネスコ世界遺産 フィルミニ ル・コルビュジェ 作品群を訪ねて
2017-01-09
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