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先日もみゅうブログで紹介した、「KAWAIIのシンボル、リカちゃん展」。
その展示会のなかで、こんなものを見つけました。
リカちゃんの日めくりカレンダーです。
2017年に50周年を迎える「リカちゃん」。アニバーサリースペシャル企画カレンダーとして、カレンダー制作会社の老舗、トーダン社が365日毎日絵柄の違う日めくりカレンダーをつくりました。2017年の4月はじまりということで、興味のある方はいまからでも遅くないですね。
情熱とともに、カレンダーを紹介してくださったのは、展示会にいらしていた制作スタッフの方。付箋がたくさん張ってあるところが素敵ですね!
よくみると、カレンダーには、中村江里子さんのサインが。
中村江里子さんも、ご自身のブログで紹介しています。
カレンダーは、このような厚紙の箱に入っています。箱をあけて、このように立てると、リカちゃんの邸宅と庭になります。
リカちゃん人形をここにいれて、レイアウトすることもできるそうですが、人形のリカちゃんに対して、この箱は少し小さすぎるかも?リカちゃんには、双子の妹、4歳のミキちゃん、マキちゃんがいて、彼女達なら、このサイズでぴったりとのことです。
日めくりカレンダー作成に関して、大変だったことは、365日の絵柄を考えなければいけないこと。今回は、50周年記念ということで、今では販売していない、レトロリカちゃんの貴重な写真などが紹介されています。
実は、リカちゃんは、かわいいだけでなく、日本の社会・流行を忠実に反映した歴史的な資料でもあるのです。リカちゃん人形が登場したのは、50年前の1967年。初代のリカちゃんは、現代のリカちゃんとくらべ、頭が大きく、目鼻たちが比較的に平らです。現代のリカちゃんは、すらっとした、モデル体型。私たちの美意識が50年の時を経て、少しずつ変化したことがわかります。
リカちゃん登場の時代は、世界的なミニスカートブーム。ミニスカートをはいたリカちゃんが当時たくさん販売されたのは、それが理由。松田聖子ブームがあったときには、髪型が聖子ちゃんカットに!いまでは、AKB48や乃木坂46のアイドル風に、ブレザーを着たリカちゃんが人気だそう。
リカちゃん製造元のタカラ社は、当時の流行にあわせて人形をつくるので、時代の流行と人々がもつ美意識と理想像がリカちゃんに反映しているのです。
リカちゃんの変遷をどっていくのは、日本の社会の美意識と流行の歴史をたどることでもあります。365枚の図柄で、日本の服飾史を日めくりカレンダーとともにたどることもできますね。
このカレンダーのすごいところは、裏面にもリカちゃんのミニ知識が紹介されていること。
制作したスタッフの方は、「リカちゃんのことなら、何でも聞いてください」とのこと。そりゃ、詳しくなりますよね!
渦
365日、毎日違うリカちゃんと会える?
2016-12-19
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