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    11月1日はお墓参りの日


    2016-11-01

  • フランスは11月1日は「La Toussaint トゥーサン」という祝日で、日本語では「諸聖人の日」とよばれています。カトリックの祝日で、全ての聖人と殉教者をたたえる日。この日フランスでは先祖のお墓参りをする習慣があります。日本のお盆のような日ですね。

     

    パリにはペール・ラシェーズ墓地とモンマルトル墓地と、大きな墓地が2つありますが、どちらも数多くの著名人が眠っており、観光スポットのひとつとなっています。

     

    わたしもペール・ラシェーズ墓地にいってきました。今の時期、紅葉がとってもとってもきれいです。風情がありますね。

     

     

    現在もフランスで愛され続けている歌手、エディット・ピアフのお墓。

    彼女の歌でもっとも有名な「La Vie en rose ばら色の人生」が10月9日に発表されたことから、10月9日は「La Vie en roseの日」といわれていて、この日はテレビやラジオでもたくさんかかっていました!メトロの中でもよくミュージシャンたちが弾いています。世代を超えて愛され続けているのがわかりますね。

     

    ポーランドの偉大な作曲家、フレデリック・ショパンのお墓。 

    女神の彫刻は、ジョルジュ・サンドの娘ソランジュの夫、オギュースト・クレサンジュという彫刻家によって製作されました。ショパンとジョルジュ・サンドのロマンスはかつて映画にもなりましたよね。

     

    チェコ人画家アルフォンス・ミュシャに描かれて一躍有名になった、フランス人女優、サラ・ベルナールのお墓。

    パリが繁栄した華やかな時代、ベル・エポックを語るにはミュシャとサラ・ベルナールの存在は欠かせませんね。

     

     

    ペール・ラシェーズ墓地はじつに43ヘクタールの広さ!パリ独特の石畳で、そしてアップダウンが続くので、お散歩には歩きやすい靴をオススメ。モディリアーニ、バルザック、オスカー・ワイルド、ピサロ、ロッシーニ、ドラクロワ、などなどなど、本当に多くの有名な芸術家、作家、女優、歌手などが眠っています。見ごたえたっぷりです。

     

    (城)


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