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前回、<種類編>で、買いたいメトロチケットが決まったと思いますので、今回は、実践の<購入編>です!
前回、切符の種類を紹介しましたが、今回は一番買う人が多い、10回券カルネ(Carnet)を買ってみましょう。
地下鉄の駅の券売機、普通の券売機(またはチャージ併用)と、チャージ専用機があります。
こちらの紫色の枠の機械は、上に「Rechargement Navigo」と書いてあり、1週間または1ヶ月のナヴィゴチャージ専用機です。
こちらの「Tickets 」と書いてある機械にて、切符が購入できます。
そして、ここ、大事ですが、支払い方法も表示されています。
こちらの機械はクレジットカードとコインで支払い可能。
*ただし、日本で発行されたクレジットカードはフランスのものと磁気が違うため、エラーになることがあります。そんな時は、現金で買うか、窓口でクレジットカードでお願いしましょう。
こちらの機械は、クレジットカード、コインに加え、紙幣でも支払い可能です。
さて、無事、Ticketsの機械の前に立ったら、これらがボタンです。黄色で囲ったのが、上下にクルクル回るカーソル、緑がOKボタン、赤が取り消しボタン。
画面にも説明があります。
まずは、英語が分かりやすいと思うので、クルクルカーソルにて、「English」を選択し、OKボタンを押します。
次に、チャージをしたいのか、切符を買いたいのか聞かれるので、下の「Buy tickets」を選択し、OKボタン。
すると、切符の種類が現れます。10回券カルネの場合、一番上の「Ticket t +」を選択し、OK。ここで、空港までのチケットの場合は、Airport ticketと書いてあるもの、ヴェルサイユ等、RER電車チケットを購入する場合は Tickets for Paris regionを、ディズニー駅行き専用のボタンもありますし、パリヴィジット、モビリスはその下にありますので、それぞれ選択ください。
カルネ購入の続きの画面、ここで、通常料金か子供料金など割引料金かを聞かれますので、大人の場合は、「Full fare」でOK。
一瞬、「Reduced fare(割引料金)」、と見ると、そちらを選択したいのが人間というものですが、・・・大人で、何の割引対象でもない方が、この割引料金のチケットを使っていて、地下鉄職員による一斉チケットコントロールに会うと、一発でアウト!! 言い訳は通用しません。
日本のように、後から足りない分を払う、「乗り越し」という生易しいシステムはフランスにはありません。初めから正しい運賃のチケットを持っていないと、即座に「違反」となり、「罰金」が科せられます。
通常の大人料金対象の人が、割引料金のきっぷを持っていると、70ユーロの罰金です(2019年現在)。コントロール係員はカード精算マシンも持っているので、現金がなくてもカード払いもOK。ご注意ください。
罰金のお金で、カルネ4つ(40回分)買えてお釣りが来ます。
次の画面で、何枚買いたいかを聞かれます。下の方に「10(14.50€) – 1 booklet」とあります。これが10回券カルネですので、クルクルカーソルにて選択しOK。
確認画面になるので、Book of ten ticket t + となっているのと、値段を確認し、「Validate」を選択してOK。
支払画面。コインまたはクレジットカードを入れてくださいと出ます。クレジットカードで対応しているのは、VISAとMASTERです。コインは、5サンチームより大きい額のコインが対応しています。
クレジットカードの場合は、カード挿入口に入れ、その後、数字ボタンにて、4桁の暗証番号を入れ、数字の近くの緑(V)ボタンを押します。暗証番号を間違えた!と思ったら、数字の隣の黄色いボタンにて消して入れなおしてください。あと、防犯のため、暗証番号入力の際は手で隠しましょう!
チケット取り出し口に、10枚切符が出てきます。クレジットカードを忘れずに!
さあ、買いたてほやほやチケットを1枚手に持って、自動改札へ!
でも、ここも注意が必要です。
東京に、Suica専用改札があるように、パリにも、ナヴィゴ専用改札があります。
緑で囲った、チケット挿入口のある改札に行ってください。右側の赤で囲った改札は、チケット挿入口がなく、ナヴィゴ専用となっています。
それでは、乗る方面を確認して、メトロに乗って出かけましょう♪
(桃)
パリ地下鉄(メトロ) <購入編>チケット(切符) 購入マニュアル
2016-08-27
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