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エッフェル塔からもほど近い、セーヌ河岸7区にあるケ・ブランリー美術館は、アフリカ、アメリカ、アジア、オセアニアなどヨーロッパ以外から集められた彫刻、装飾品など多岐にわたって展示しているパリっぽくない美術館。
2016年6月に10周年を迎えたということで、それを記念して美術館の正式名称が変わりました、、、その名も、ジャック・シラク美術館!
ジャック・シラクは、現オランド大統領、前サルコジ大統領、その前に12年間も任期を務めた元フランス大統領。ケ・ブランリー美術館は、もともと原始美術に強い興味を持っていた当時のパリ市長のジャック・シラクが建設を熱望し発案、その後大統領任期中にようやく一大文化事業として建設された美術館です。ジャック・シラクは大の親日家としても有名で、特に相撲が大好きで愛犬の名前はスモーと名づけたとか。
10周年を記念し、美術館名が、『ケ・ブランリー - ジャック・シラク』となりました!なんだか、無理やり。
フランスでは大統領やかつての将軍たちの名前が建物、地名につくのはめずらしくありません。4区シャトレにある現代美術館、ポンピドゥー・センターも建築の発案者であるフランス元大統領ジョルジュ・ポンピドゥーからつけられていますし、本のカタチをした建物で有名な図書館、フランソワ・ミッテラン国立図書館もフランス元大統領フランソワ・ミッテランからきています。シャルル・ド・ゴール空港も元将軍シャルル・ド・ゴールからですね。
アフリカ、アメリカ、アジア文化にご興味ある方はぜひ♪
ケ・ブランリー美術館
Musée du quai Branly - Jacques Chirac
37 Quai Branly 75007 Paris(城)
パリ7区ケ・ブランリー美術館⇒正式名称が変わります!
2016-06-28
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