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考える人で有名な彫刻家オーギュスト・ロダンが生前過ごした邸宅とアトリエに行ってきました。RER C号線でパリから南西へ30分ほどのところにあるムードンという街です。
ロダンのアトリエのお庭にはもちろん、あの考える人が!なんと、この考える人の下に、ロダンのお墓があります。このロダンのアトリエは『La villa des Brillants(輝く家)』と呼ばれるルイ13世スタイルの美しい様式。ロダン自身が1895年に購入したものです。
アトリエにはたくさんのたくさんの石膏作品が並びます。 1900年当時は50人以上のロダンの弟子たちがここでロダンとともに制作を行っていたそうです。
中でも一番の注目は、考える人に続いてロダンの代表作といわれる『地獄の門』
もともとはフランス政府からの依頼で制作が始まったこの地獄の門。ダンテの叙事詩「神曲」をテーマに、人物の肉体の動きや苦悶や嘆きなどの感情など、地獄で苦しむ人々をこの地獄の門で表現されています。
こちらがロダンが晩年をすごした邸宅です。同じ敷地内にあります。
邸宅内にも作品の展示。
リビングと食堂も当時のままのかたちで残されています。淡い緑と黄色の壁が優しい雰囲気ですね。
冬晴れ快晴の1日。すばらしい美術館でした。
アンヴァリッドすぐそば、パリ7区にあるロダン美術館のブログはコチラ
Le musée Rodin ムードンのロダン美術館
19 Avenue Auguste Rodin, 92190 Meudon
(城)
パリ郊外ムードンにあるロダンの邸宅兼アトリエ
2016-04-13
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