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オルセー美術館の5階と言えば、私達にもなじみのある印象派絵画が多く展示されている場所ですが、実は、その中にわが日本人アーティストの作品があるのを御存知でしょうか。
正面には、有名なモネの「ヒナゲシ」を鑑賞している女性がおりますが、その手前にあるこのガラスのいす。これも芸術作品です。この波立ったガラスのベンチは『Water block』と言う作品で、光があたると、床に光が波のように反射します。あたかも、水面に光がさしこみ、きらきらと水がせせらいでいるようです。
作成した日本人アーティストは、デザイナー・吉岡徳仁(よしおかとくじん)。情熱大陸にも取り上げられた、今日本を代表するアーティストです。このオルセー美術館のいすとして採用されているのをはじめ、手がけた他の作品はニューヨーク近代美術館やフランスのポンピドゥ・センターも所蔵されています。
芸術作品に座りながら、芸術鑑賞。
つい見過ごしてしまうところに注目すると、うれしい発見があります。
オルセー美術館で鑑賞する際は、ぜひ
(渦)
オルセー美術館の隠れた名品『Water block』
2016-02-08
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