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映画『アメリ』で、アメリが石を投げて水切り遊びをしているシーンで有名なパリのサン・マルタン運河。現在15年ぶり!に大掃除が行われています。
先日たまたま近くでランチをしていて、あれなんか運河に水が少ないなー、最近雨降ってないからかなー、なんてのんきに考えてましたが、やたらとみんなが写真を取っているので、おかしいなと思ってじっくりのぞいてみたら、こんなすごいことになっていましたね。。
でてくるでてくるごみの数。運河の底に眠っていた自転車や家具やら、、どうやったら運河の中に落ちるんでしょうね?意図的に捨てているのでしょうか。
***サン・マルタン運河大掃除の手順***
① 1月4日~、上流にある19区ラ・ヴィレット水門に堰を設置。地下水路を使って10万m3もの水を抜く。
② 35種類、5トンにも及ぶ魚たちを捕獲(主に鯉だそうです)。捕獲されたお魚は上流下流へ放流。
③ 50人以上の作業員を動員し、3ヶ月間をかけて運河の底を大掃除。泥や石を取り除く。
④ 4月上旬、お掃除完了予定!水を注入。
この大掃除にかかる費用は実に950万ユーロ!だそうです~
今回のお掃除で、ビール瓶、長靴、自転車、テーブル、そしてトイレの便器まで運河の底から発見されたそうです。さらには、拳銃まで。。。(もちろん警察により没収。)
この大掃除プロジェクトに参加している水中生物学者のロマン・ゼイエ氏は「まだ死体は見つかっていないよ。しかし水底の泥まではまだ発掘が終わってないからね」なんてジョークを言って記事になる始末。水のない運河を珍しがってか、いつもよりたくさんの人が写真を撮りにきています。
こちらが1月以前の美しい夜のサン・マルタン運河。
皇帝ナポレオン1世の命により作られたこのサン・マルタン運河。夏になるとみんなワインを持って岸に集まり、歩く場所がなくなるほどの人で埋まるパリジャン・パリジェンヌ憩いの場です。4月に生まれ変わるサン・マルタン運河、楽しみですね☆
(城)
サン・マルタン運河、15年ぶりの大掃除中!
2016-01-27
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