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年末年始にコンコルド広場に設置されている大観覧車をご紹介します。
大観覧車?そんなのコンコルド広場にあったっけ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。パリの中心地では、移動遊園地(FETE FORAINE)や、このような観覧車が年末や夏休み時期など期間限定で設置されることがあります。
今回、コンコルド広場に設置されている大観覧車は、2015年の11月13日より運営予定でしたが、テロの影響もあり、実際に運営開始したのは、18日でした。
まさに、パリのど真ん中、コンコルド広場に設置されているため、ここでしか見ることのできないパリの眺望を楽しむことができます。
まずはエッフェル塔。
チュイリー公園側。この先にあるのがルーブル美術館。
セーヌ川を隔てた向こう側の建物が、オルセー美術館。
観覧車からは、もちろんシャンゼリゼ、凱旋門も見えます。
料金は、12ユーロで3周します。
フランスの観覧車の特徴は、お客さんを乗せこんだ後、速いスピードでぐるんぐるんと回ること。ジェットコースターではないですが、結構スリルがあります。3周しても、実際に乗っている時間は、7-8分でしょうか。
ちなみに、この観覧車のオーナーは、移動遊園地王との異名を持つ マルセル・カンピオン氏。
22年前にジャック・シラク大統領の際に、コンコルド広場に観覧車を設置するアイディアを持ち込み、大統領に承認してもらったそう。
そこで、ちょっとした小話。
当時、シラクの専属運転手だったジャン=クロード・ローモン氏がコンコルド広場を通る際に、
「一体どこの馬鹿がこんなものをコンコルド広場に建てようと思ったんですかね。」
と言ったところ、シラクはしばらく黙ったのち、一言「私だよ。」と答えたそう。
口は災いの元。運転手はその後、二の句が継げなかったというのも、当然ですね。
2016年の3月1日まで運営していますので、特別な体験を望んでいる方はぜひ!
コンコルド広場
Métro : Concorde
毎日 11時から0時まで2016年3月1日まで
(影跳)
パリの大車輪という名の大観覧車 @コンコルド広場
2016-01-15
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