ジャン・ヌーベル設計 フィルハーモニー・パリ  みゅうパリ ブログ記事ページ

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    ジャン・ヌーベル設計 フィルハーモニー・パリ


    2015-12-14

  • 2015年1月に完成したフィルハーモニー・パリに行ってきました。

    設計を担当したのは、ジャン・ヌーベル。東京では汐留にある電通本社ビル、パリではアラブ世界研究所、カルティエ現代美術財団、ケ・ブランリ美術館などで知られる建築家です。

    最寄り駅 PORTE DE PANTINを降りると、すぐに斬新な建築が見えてきます。鋭角の翼をさまざまな方向に広げたような建物で、周りは銀色のアルミの板によって装飾されています。1つ1つのアルミ板は、鳥の形の組み合わせになっており、銀のグラデーションによって建物全体が覆われています。遠くから見ると、太陽の光にグラデーションが反射して、幻想的な光に包まれます。

     

    このフィルハーモニーIとなづけられた建物のなかには、大コンサートホール、大講堂、展示会場、アトリエがあり、エリックカイザーのカフェ、展望レストランなどもあります。

    オーケストラパリの拠点は、この大コンサートホールです。

    サイトから、チケットを買うことができ、最も安い席は、10EURから。最も高いカテゴリーは130EUR。しかし、どの席もすぐに売れきれてしまうので、お目当てのコンサートを見つけたら、すぐに予約することをおすすめします。

    これが大コンサートホール。天井からは高さを変更できる可動式の屋根が付いており、その音楽に合わせた最適な反響を調節することができるのだそうです。

    ホール全体が四角くなく、緩やかな曲線によって作られています。なにか、特別な空間に吸い込まれたような、しかし、何か心がほっと落ち着くような空間です。

    壁のぼこぼこは、音の反響を最適にするためにくっつけている、そうですが、しゃれています。

    どの席からも、舞台は見えますので、最も安い席でも満足できそうです。お試しに行くのであれば、安い席に。お目当て本命のコンサートは、高い席でもよさそうですね。

     

    展示会場ではシャガールの展示をしています。

    シャガールは、オペラガルニエの天井画を書いていることで有名ですが、オペラ『魔笛』の舞台芸術、ストラヴィンスキーの『火の鳥』衣装デザインなどを担当しています。音と色との関係に考察をした重要な芸術家です。2016年の1月末まで開催しているので、シャガールファンは必見の特別展です。

     

    5階には、展望レストラン、Le Balconがあります。あいにく曇り空でしたが、ここからは、デファンス地区のビル街、エッフェル塔もきれいに見えるそうです。

    展示階、そしてコンサートのあとに、ゆっくりパリの夜景を見ながら食事なんて、素敵ですね。

     

    (渦)

     


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