モンサンミッシェル修道院の起源!アブランシュ(Avranche ) に行ってきました みゅうパリ ブログ記事ページ

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    モンサンミッシェル修道院の起源!アブランシュ(Avranche ) に行ってきました


    2015-09-03

  • ここアブランシュはモンサンミッシェルから内陸に約20kmの小高い丘の上の町です。

    [みゅう]のモンサンミッシェルツアーでは、一瞬で通過してしまうところですが、モンサンミッシェルの起源にもなっている、伝説の場所でもあるのです。


    最初に訪問したのは、76mの尖塔が際立つ、サンジェルべ教会(Basilique Saint-Gervais)


    この教会の宝物(聖遺物)はもちろん「オベール司教の頭蓋骨」です。

    大天使ミカエルはオベール司教の夢の中に2度あらわれ、聖なる岩山の上にミカエルの礼拝堂を建設するように頼みます。オベール司教、なんだ夢かと本気にしませんでした。3回目の夢で大天使ミカエルはこれが単なる夢と思わせないために司教の頭に指を差し込んだ!

    そこで、オベール司教は目を覚ました。ああ、なんだまた夢か、と頭を触ってみると、押された部分だけが陥没していました。これは聖なるお告げなのだとやっと理解した司教はすぐさま礼拝堂の建設を始めました。

    右の側頭部に、しっかりと穴が開いています!


    次はスクリプトリアル ダブランシュ 、モンサンミッシェル装飾写本美術館
    (Scriptorial d'Avranche , Le musée des manuscrits du Mont Saint Michel )です。


    モンサンミッシェルの修道院では修道士たちが素晴らしい装飾写本や彩色写本を製作していました。フランス革命の後これらの書物が失われることを防ぐために、1791年にアブランシュへ秘密裏に運んだのです。

    モンサンミッシェルとアブランシュの歴史と中世時代の写本の方法などが詳しく展示されています。

    この美術館の見所はやはり、難を逃れた205点もの写本の展示です。
    古くは10世紀のものからあります。1000年以上も前に生きた修道士が、聖書を写している様子が頭の中に広がります。



    この美術館は、中世時代のお城があった敷地内にあり、一部の城壁とドンジョン(本丸の塔)が残っていて、ドンジョンの屋上テラスには自由に出ることができます。

    ここから、20km先のモンサンミッシェルが見えます。その眺めもまた神秘的ですね。

     

    (寿)

     

     


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