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『THE・フランスの古城』といえば、ロワール川流域の古城群が有名ですが、パリからロワール地方までは車で片道3時間半~4時間も、、、早朝出発で夜遅くまで、と丸々1日かかりますのでちょっと体力的に疲れちゃいそう・・ そんな方にオススメなのが、パリから半日日帰りで行けてそれでもたっぷり見ごたえのある中世の古城、ピエールフォン城です。
そんなお城聞いたことないな・・という方が多いかと思いますが、ピエールフォン城は1393年シャルル5世の息子ルイ・ドルレアンにより要塞城として建造された、由緒ある偉大なお城。
1617年にルイ13世によって破壊され、一度は廃墟となりますが、その後1810年ナポレオン1世がお城を買い取り、1857年にはナポレオン3世の命により建築家ヴィオレ・ル・デュックによって修復されます。(ヴィオレ・ル・デュクはヴェズレー村の世界遺産マドレーヌ教会や、パリのノートルダム大聖堂の修復をも行った偉大な建築家です!)
中世のお城の代名詞ともいえるような吊り橋や投石器も当時のまま、そして当時使用されていた鎧や仮面、武器なども、展示されています。
一番の見所は、La salle des preusesという、かつての裁判の間。
ピエールフォン城の中で最も広く、最も威厳のある部屋です。長さ52m、高さ12mと、ベルサイユ宮殿の鏡の間を彷彿とさせる広さですね。22枚の大きな窓から差し込む外光により、部屋は明るく照らされています。ピエールフォン城、現在はフランスの歴史的建造物に指定されています。
お城から眺めた城下町の景色。
ピエールフォン城は中世を舞台にした映画やドラマでよく撮影に使われるそうですが、一番有名なのが、アーサー王伝説をモチーフにしたイギリスのドラマ『MERLIN(邦題:魔術師マーリン)』の撮影がここで行われていたそうです。ファンにはたまらないですね!
ピエールフォンの城下町は静かで豊かな田舎町。キレイな湖があるのでお天気のよい日はほとりに自然と人が集まります。ピエールフォン城
Château de Pierrefonds
Rue Viollet le Duc, 60350 Pierrefonds(秋)
パリからお手軽古城巡り ~ピエールフォン城
2015-06-02
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