レオナール・フジタ(藤田嗣治)のアトリエ みゅうパリ ブログ記事ページ

みゅうパリ ブログ

<< カテゴリ内の前のページ カテゴリ内の次のページ >>

    レオナール・フジタ(藤田嗣治)のアトリエ


    2015-05-19

  • フランスで一番有名な日本人といっても過言ではない、エコールドパリの巨匠のひとり、レオナール・フジタ(藤田嗣治)が晩年過ごしたアトリエ兼住居が、パリ郊外にあります。

     

    フジタのアトリエがあるVilliers-Le-Bâcleという村は、閑静でとってもとっても小さな村です。建物にも特に大きな看板がでていなかったため、思わず車で通り越してしまいました。フジタが最期にゆっくりと過ごした時間にふさわしい、ひっそりした佇まいのアトリエです。

     

    入口を入るとすぐ受付があります。アトリエ見学ツアーまで少し時間があったので、展示室に通されました。簡単なフジタの紹介ビデオが流れていたり、ポスターなどが展示されています。

     

     

    いよいよアトリエ見学ですが、スタッフの方が鍵をあけ、引率で内部に入ります。ガイディングツアーではなくそれぞれオーディオガイドを片手にで見学します。日本語版もあります。内部は一切写真撮影禁止。

    内部は家具、食器、画材道具が、フジタが生きていた頃そのままの状態となっています。より近くでフジタを知ってもらうためとの配慮から、柵なども一切ありません。(ただ、スタッフの方がしっかり監視しています)

     

    アンティーク家具が好きだったフジタは、のみの市で食器や家具を買い揃えていたそうです。また好きだったという美空ひばりさんのレコードもリビングにそのまま飾られていました。美空ひばりさんはフランスでは「東洋のエディットピアフ」と呼ばれているそうです。

     

     

    絵を描くには自然光が一番、というフジタの言葉通り、フジタのアトリエには外光が部屋いっぱいに差し込むような構図になっていました。

     

     

    2015年末には、オダギリジョー主演の日仏合作映画「FOUJITA」が公開するとのことですので、日本でもますますフジタ人気が高まること間違いなしですね。

     

    メゾン・アトリエ フジタ
    Maison-Atelier Foujita
    7, route de Gif 91190 Villiers-Le-Bâcle

     

     

    フジタが晩年に手がけた最後の大作で、フレスコ画や内部装飾で知られる、ランスのフジタ礼拝堂を訪れます!

    パリ発
    シャンパン農家で昼食! ランスとシャンパンカーブを訪ねて

     

    (秋)


<< カテゴリ内の前のページ ブログ記事一覧へ カテゴリ内の次のページ >>

最新記事