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パリから約35km、南西の緑の中に広がるブルトゥイユ城は、現在もなおブルトゥイユ侯爵夫妻が住んでいる個人所有のお城。そして、ベルばらファンなら必ず知っている『マリーアントワネットの首飾り事件』にゆかりのあるお城なんです!
城主であるブルトゥイユ家は代々フランスの国王に仕えた貴族で、とりわけルイ・オーギュスタン・ブルトゥイユ伯爵は、ルイ16世統制時に国務大臣を勤めています。
濡れ衣をきせられたマリーアントワネットは、事件の首謀者であるロアン枢機卿を逮捕するよう夫である国王ルイ16世に依頼します。ルイ16世はロアン枢機卿の逮捕状にサインし、それを実行したのが国務大臣ブルトゥイユ伯爵でした。
城内では、1785年8月15日ベルサイユ宮殿で行われた逮捕状のサインのシーンを、蝋人形で再現しています。
(左)マリーアントワネット (中央)逮捕状にサインするルイ16世 (右)ブルトゥイユ伯爵
650個ものダイヤモンドが散りばめられた首飾りのレプリカ。フランス中が注目した、王妃のスキャンダル事件でしたが、実際マリーアントワネットはこの事件に関わっていなかったにもかかわらず、結果的にマリーアントワネットの評判を貶めることになってしまいました。
ブルトゥイユ城は17世紀に建築された城で、城内にはブルボン王朝に仕えた先祖が残した家具や肖像画がずらりと並んでいます。
現在も子孫であるブルトゥイユ侯爵が住んでおり、城見学ツアーに参加した際には、伯爵ご自身がお客さんにご挨拶にするために登場されました。
またこのブルトゥイユ城は、フランスの童話作家シャルル・ペロー(赤ずきん、長靴をはいた猫など)が滞在した城としても知られ、城内と庭園では物語のシーンが蝋人形で再現されています。
Château de Breteuil
78460 Choisel, France
http://www.breteuil.fr/ベルばらファンはコチラもチェック : マリーアントワネットゆかりの地 コンピエーニュ
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2015-05-05
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