-
芸術の都、パリ。実はこの一大観光都市パリで、今日もぶどうを栽培し、ワインを生産しています。その名残のひとつとして、毎年10月の2週目の週末は、モンマルトルでは数日間にわたってぶどう収穫祭が行われます。
ぶどう畑が今日も残るモンマルトルの丘は、かつてはパリから独立した村として存在していました。長い間パリ郊外の農地として運営され、ぶどう畑と風車がシンボルで、そこに住む修道女がぶどうを栽培していたそうです。
フランス革命や幾度かの行政改革を経て、モンマルトルはパリ市内として位置づけらられるまでは、パリの税金や規制が適用されずにあったため、飲み屋街として栄えていました。それをきっかけに、文学者や芸術家などが集まるようになり、ムーランルージュやルシャノワールなどのキャバレーが軒を連ね、栄えたとされています。
今日も、モンマルトルと言えばムーランルージュや風車。とっても有名ですよね。
さて、今年のモンマルトルのぶどう収穫祭は10月8日から12日まで開催されていました。開催中は、民族衣装に身を包んだ人々のパレード、ぶどう畑見学、コンサートやエキスポなどなど、多くのイベントが行われています。
なんといっても一番のメインイベントは土曜日の夜21時45分から打ち上げられる花火!
私は日曜日に遊びに行ったので、残念ながら見ることはできなかったのですが、家まで花火を打ち上げる迫力満点の音が聴こえてきました。
収穫祭開催中は、サクレクールのまわりに出店が立ち並びます。
マロングリエ(焼き栗)やヴァンショー(ホットワイン)、ヌガーや生ハムなど、フランス全国から生産者が集まって売っています。
中にはエスカルゴや生牡蠣などもあります!もちろん、シャンパンもありましたよ~!
見ているだけで美味しいのが伝わります!
ラクレット!焼き色のついたチーズだけをたっぷりとバゲットにはさんだサンドイッチです。
ブルターニュのブースの前では、ほろ酔い気分のおじさんを囲んで大勢のフランス人が輪になって歌を歌っていました!
お祭りって、活気があって楽しいですよね。
みなさま、10月の2週目の週末にパリに滞在する場合はぜひぜひ覗いてみてくださいね。
(SI)
パリのぶどう収穫祭へ! Fête des vendanges Montmartre
2014-10-16
最新記事