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パリ ノートルダム大聖堂は、司教モーリス・ド・シュリーにより1163年に建設が着工し、今年2013年に850周年を迎えます。
建設850周年を記念し、2013年は多くのセレモニー、イベント、感謝の祈りが予定されています。
ノートルダム大聖堂前には、記念式典に使われるモニュメントが設置。
なかでも2月2日には、
850周年を記念して新しく取り替えられる9つの鐘が一般公開されました。
(鐘楼の鐘一新の理由は、金属の劣化や老朽化により、鐘の音程が合わなくなってきたからだとか。)北の塔に設置される新しい鐘8つと、南の塔に設置される大釣鐘、
合計9つの鐘が大聖堂内に展示されています。鐘ひとつひとつをよくよく見てみると・・
鐘には、
「Marie」
「Étienne」
「Marcel」
などと書かれていて、鐘ひとつひとつに名前がつけられています。こちら↑は「Anne-Geneviève」さん。
こちら↑が南の塔に設置される「Marie(マリー)」さん。
重量約6トン。直径高さとも2メートルを超えます。「Marie」は、欧州の大釣鐘の中でも最高傑作の1つとされる「Emmanuel(エマニュエル)」の横に設置される予定です。
「Emmanuel」は重量なんと13トン!「Marie」の倍です。
名作「ノートルダム・ド・パリ」で、鐘突き男が鳴らしていたのはこの13トンの「Emmanuel」です。パリ ノートルダム大聖堂で、新しい鐘たちが最初にハーモニーを奏でるのは、3月23日。
18世紀末の鐘の音色が蘇える日が待ち遠しいです。
(秋)
パリ ノートルダム大聖堂 『850周年記念式典』
2013-02-04
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