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ビュット・ショーモン公園(Le Parc des Buttes Chaumont)はパリ19区にある広大な公園です。
週末になると、たくさんの家族連れやカップルがピクニックをしにやってきます。
この公園はかつてフランス革命時からの採石場でした 。
実はニューヨークの自由の女神の台座とホワイトハウスの一部もここで採石された石膏でできているそうです。
しかし19世紀半ば、その採石場がゴミ捨て場となり、一日中悪臭を放つ場所としてパリ市民から嫌われる場所になってしまいました。
そのときついたあだ名がショーモン(はげ山)でした。
しかしその嫌われ者のはげ山をナポレオン3世とオスマン男爵が3年かけて英国風の公園に改造し、1864年にオープンさせました。
かつての採石場を活かした設計のため、この公園で驚かされるのは起伏の激しさです!!
ジョギングをしている人をたくさん見かけますが、みなさんかなり辛そうです。
園内には小川や滝、小さな洞窟の中には鍾乳洞があったり岩山の頂上にはローマ郊外のシビーユ寺院のレプリカもあり(すべて人工的に作られたものなのですが…)、そこからの眺望はなかなかのものです。
モンマルトルのサクレ・クール寺院も見えますよ。
パリの人ごみに疲れた時、ちょっと運動したい時、
パリにいることを忘れてしまいそうになるほど自然豊かなこちらの公園でのんびり過ごしてみるのはいかがですか?
Le Parc des Buttes Chaumont
1 Rue Botzaris, 75019 Paris
電話 : 01 44 52 29 19
(福)
パリ19区のちょっと変わった公園
2014-06-13
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