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    ル・マン24時間耐久レース観戦レポート


    2014-06-16

  • 6月14日、15時から6月15日の15時まで、ペイ・ド・ラ・ロワール地方のル・マンでは、24時間耐久レースが行われました。

     

    ル・マンは、パリから西におよそ300KMほど行った小都市で、この時期になると世界中から観戦者が訪れます。今年の観客総数は、26万3千人。

    ル・マン24時間耐久レースは、モナコ・グランプリとアメリカのインディ500と並ぶ、世界3大レースとみなされていて、各国のメーカーは、自ら開発した最新鋭の耐久マシンで頂点を目指します。今回、日本勢からは、TOYOTAが参戦。ドライバーの一人である中嶋一貴氏は、13日に行われた予選でトップタイムをだしたので、本線では、ポールポジションからのスタートになりました。

     

    全長13KMの周回コースで、24時間内でのサーキット周回数を競います。

    今年のル・マン24時間耐久レースは、168人のドライバーが56台のマシンで参戦しました。1台のマシンは、3人のドライバーによって交代しながら運転されます。単純計算して、1人8時間づつ運転して、一台のマシンを24時間運転し続けるのです。

    4つのカテゴリーが同時にスタートし、それぞれで順位を決定します。

    カテゴリーは、車の性能毎に区分され、

    カテゴリー1は、プロトタイプ1と呼ばれる運転席がおおわれたF1モデルの車です。中嶋氏がドライバーを務めるのは、このカテゴリーです。

    カテゴリー2は、プロトタイプ2と呼ばれ、F1モデルの車ですが、ドライバーがむき出しのタイプです。

    カテゴリー3は、グランド・ツーリスム・プロフェッショナルと呼ばれ、ポルシェやフェラーリなどのスポーツカーメーカーが自社の車で参戦します。

    カテゴリー4は、グランド・ツーリスム・アマチュアと呼ばれ、カテゴリー3と同じ車ですが、ピットクルーは、スポーツカーのメーカーではなく、アマチュアです。

     

    14日の15時、この4つかカテゴリーの車が一斉にスタートしました。サーキット場には、エンジン音の轟音がこだまします。耳栓をしていないと、耳がおかしくなりそうです。近くでは、エンジン音の震えさえ体感できます。

     

    レース中盤まで、トップを行くのは、中嶋氏が運転するTOYOTAのトヨタ『TS040ハイブリッド』7号車。しかし、219周目で突如コース上に立ち往生してリタイア。原因は、電気系統の故障。

    最終的に、2位、3位をキープしていたAUDIが優勝。AUDIの連勝が今年も決まりました。

     

    (渦)


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