-
バラで有名なバガテル公園に行ってみた。
バガテル公園は、広大なブーローニュの森の中にある公園だ。パリ市内から、市バス43番にのり、終点のバガテル公園駅まで行けば、あとは徒歩5分ほどだ。パリ郊外にもかかわらず、広大な緑の中で心地いい。近くには、ロンシャン競馬場、ラグビー場、サッカー場などがあり、市民の憩いの場所になっている。行ったのは週末の昼頃だが、インド系の人たちがクリケットの試合をしていた。草野球ならず、草クリケットだ。
バガテル公園は、18世紀後半に作られた。当時非常にはやっていた、英国式、中国式庭園風の公園が作られ、その名残は公園内にある滝、東屋、洞窟、池として残っている。英国式庭園は、自然を人工的に再現する。曲がりくねった小道を歩くのが心地いい。
公園内を歩いていると、突然クジャクが現れた。ここでは、数匹のクジャクが放し飼いにされているのだ。
20世紀初頭には、パリ市がこの土地を買い取り、公園を新たに整備しなおした。今度は、フランス庭園式のバラ園が作られ、5月6月になるとバラが咲き乱れる。1200種類のバラが育てられている。バガテル公園では、国際バラコンクールが行われていることでも有名だ。アマチュア、プロが市販されていないバラを展示し、その中で最も美しい、最も香り高いバラを選ぶ。6月から9月に訪れれば、投票することができる。
71 avenue de l'Hippodrome 75016 Paris
3/1~冬時間最終日まで9:30-18:30 夏時間開始日~9/30まで9:30-20:00 10/1~夏時間最終日まで9:30-18:00
無休
6月以降、有料。大人5.50EUR
(渦)
バラで有名なバガテル公園
2014-06-09
最新記事