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フランス・ドイツの国境に位置するアルザス地方は、ドイツ領になったりフランス領になったり、複雑な歴史を持つ地方。フランス語、ドイツ語、アルザス語が飛び交うバイリンガルな街、それがアルザス地方の中心都市、ストラスブールです。
行った方なら絶対にわかります、このストラスブール、街全体がメルヘン、メルヘン、メルヘン!!
メルヘンな世界を創りだす中心は、『コロンバージュ』(Colombages)と呼ばれる、木の骨組みを外観に露出する建築様式です。コロンバージュは、ドイツ国境に近いアルザス地方が有名ですが、ノルマンディ地方の一部でもこの木組みの家屋の風景を見ることができます。
コロンバージュのかわいい家屋を見ながら街を散策していると、まるでおとぎ話の中にいるような不思議な雰囲気になってきます。特に夏の間は、窓辺のバルコニーに赤いゼラニウムを飾る家が多く、本当にメルヘンでかわいいです。
戦争により、一度は壊されかけた伝統も、ストラスブールでは古いコロンバージュと調和した美しい街並みが継承され続けています。
ゴシック様式の大聖堂はストラスブールの街の中でも圧倒的な存在感を示しています。
ストラスブールといえば、クリスマスシーズンに行われるクリスマスマーケットで有名ですよね!メルヘンな街がより一層美しく飾られる冬には、また違ったコロンバージュの美しさを垣間見ることができるでしょう。
メルヘン紀行 コロンバージュのストラスブール
2014-06-08
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