素材を生かすレストラン、ル・フランボワール(Le Flamboire) みゅうパリ ブログ記事ページ

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    素材を生かすレストラン、ル・フランボワール(Le Flamboire)


    2014-05-24

  • ル・フランボワール(Le Flamboire)は、[みゅう]バスの待ち合わせ場所でもあるギャラリー・ラファイエットから、モンマルトルの丘のほうにあるいて10分ほどのところにあるレストランだ。サント・トリニテ教会の脇の道を登っていくとレストランが見えてくる。入ったら、すぐに巨大なかまどをカウンター越しに見ることができる。良質な肉を、かまどで網焼きにして、出すのがこのレストランの売りなのだ。

    支配人のジャン=イブ・シャスノー氏は、もともと観光業に携わっており、とくにキャンピングのレストランを専門分野にしていた。キャンピングでの定番といえば、バーベキューだ。火を囲んで肉、魚、野菜を焼くだけで、食事がなんとおいしく、楽しくなることだろうか。どうにかして、このバーベキューの魅力をレストランに取り入れることはできないだろうか。彼の店のコンセプトは、こんなところにある。

    素材の選択にも気を使っている。フランス牛の最高級種の一つである、オブラック牛をつかっている。前菜は、ソーセージ、サラミの盛り合わせを頼んだ。お酒が進む。

    注文した肉を焼く前に見せてもらう。迫力のある大きさである。

    網の上に置かれ、丁寧に焼かれていく。火を調節するのは、簡単ではないと支配人はいう。たしかに、薪で焼くのだから、ガスコンロのようにつまみをひねるだけで火を調節するようなことはできない。しかし、薪で網焼きにした、肉、魚の味は、ほかのどんな調理法でも出せない特別な味がする。

    良質な肉、魚を、かまどで網焼きにする。肉からこぼれる油がかまどに落ち、香ばしい香りがレストランに充満する。味付けもシンプルに。ミネラルをたっぷり含んだ深みのある塩と胡椒で十分だ。シンプルという贅沢。

    おいしいお肉をいただいた後は、カフェ・グルモンで〆。カフェと、小さなデザートが数種ついている。そう、いろいろ食べたいデザートがあって、選びかねる、というときには、このカフェ・グルモンを頼もう。その店のおすすめデザートが少量づつ付いてくる。グルモンとは、フランス語で、「食いしん坊」の意味。

    ガッツリと肉を食べたい!そんな時にお勧めできるレストランだ。

    Le Flamboire

    54 rue Blanche 75009 Paris

    06 95 01 77 38

     

    (渦)


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