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フランス中部にある小さな街 オービュッソン Aubusson で制作されたジブリのタペストリーが、現在パリのケ・ブランリー美術館で公開されています。
この度スタジオ・ジブリのアニメのタペストリーが制作されたことで日本でも話題になったと思いますが、もともとこのオービュッソンという街は600年以上に渡ってタペストリーを制作しているという深い歴史があって、「王立製作所」としてルイ14世の時代から王室御用達のタペストリーを制作し続けています。「オービュッソンのタピスリー La tapisserie d'Aubusson 」の名で、ユネスコの世界無形遺産に登録されています。(フランス語ではタペストリーのことをタピスリーといいます。)
5作品制作されるうち、現在まで4作品が完成しているそうです。その4作品のうちのひとつで、第1作目に完成したのもののけ姫タペストリーが現在パリにきています。こんな間近で見れるなんてすごい!素材、太さ、縫い方、場所によって全然違います。
タイトル『Ashitaka soulage sa blessure démoniaque』
縦5m×横4,6m 80kg
アシタカが腕に負った邪悪な傷を森の清水で癒している場面です。
裏側も見えます。裏を見たほうが、いかに細かい作業なのかがよく理解できるかも。
ジブリ作品はフランスでも大変人気があります。今回のタペストリー展示にあわせて、現在ケ・ブランリー美術館では日本をテーマにしたエキスポが行われています。
機会があればぜひ他の作品も見てみたいですね。
Jardin du Musée du Quai Branly - Jacques Chirac
29 Quai Jacques Chirac, 75007 Paris(森)
オービュッソンのジブリタペストリーがパリにきた!
2023-07-26
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