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ブルゴーニュにある、タンレー城は、この地にあった要塞を元に16世紀と17世紀に建てられたルネッサンス様式のお城です。
現在の城主であるショヴィニエール伯爵は、大使でもあったエドゥアール・ド・ラ・ショヴィニエールとマルグリット・ド・タンレーの息子であり、ご家族は今でも城の新しい部分にお住まいだそう。
お城の古い部分の一部をガイド付きツアーで公開されています。
運河に映る真っ白なお城の姿が美しい。
中庭部分でツアーガイドさんと待ち合わせ。 ガイド付きツアー・・・!なんて久しぶりな響き!わたしたち以外にも、10人ほどお客様がいました。
まずは中庭で建物の説明。コリニー提督により城が建てられました。
お貴族といえば狩猟。ほとんどこちらで狩られて剥製にされたものだそうです。
大使であったエドゥアール・ド・ラ・ショヴィニエールに贈られたメダルの数々の中に、日本のものもありました。調度品の中には中国の螺鈿細工の家具や、世界各国のものが含まれており、豪華絢爛。
な、なんと、天皇明仁さまのお写真が!質問してみたところ、こちらに来られたわけではなく、 友好の印として贈られたお写真とのことでした。
こちらはだまし絵のグランドギャラリー・まるで彫刻のような絵が壁と天井を覆っていて圧巻です。
最後にリーグの塔を登っていくと、隠されていたフレスコ画があり、プロテスタント側とカトリック側に分かれて描かれていてなかなか見応えがありました。時代とともに、上に塗られていた塗装が剥がれ、フレスコ画の存在が明らかになったそうです。
フランスの少し前の人気映画シリーズ、「アンジェリーク」の最初の作品、「Angélique, Marquise des Anges」がこちらのタンレー城で撮影されたとのこと。わたしは見たことがないので、機会があったらぜひ見てみようと思います。
Château de Tanlay
2 Grande Rue Basse, 89430 Tanlay(桃)
ブルゴーニュ、美しいルネッサンス様式のタンレー城
2021-06-11
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