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    フランス・子ども達のお弁当の意外な定番メニュー


    2021-03-25

  • まずはフランスの春をお届け。姫リンゴの花のつぼみです。

    朝は肌寒いものの、日中はコートをきて歩くと暑いくらい日もあり、春を日増しに感じます。引き続きレストランが閉まっているフランスですが、日向でピクニックする人が確実に増えてきました!

     

    今回はフランスのお弁当事情をご紹介。といっても、大人のお弁当ではなく、子どものお弁当です。日本ではデコ弁のサイトだったり、本などがたくさんありますが、フランスには大人向けのお弁当本はあっても、子ども向けのお弁当本やサイトは中々ありません。というのも、基本的に保育園から大学まで学食があり、また幼稚園以上になると、昼休みは家に帰って食事をしてきてもOKなのです!その代わり昼休み中、教室には鍵がかけられて中には入れません。学校にもよりますが、昼休みは11時半~13時半。2時間あれば家までの往復も可能というわけです。

    というわけで、お弁当を作る機会は年に1~2回、コロナ禍前の話ですが、遠足や校外学習のある時のみ。そんな数少ないフランスでのお弁当作りは、私の場合、失敗談から始まります・・・

    娘が幼稚園の年少組だった頃の事、親子でお弁当を教室で食べるイベントの日の事。食べやすいお弁当がよいだろうと思い、ミニトマトと、ミニトマトサイズのおにぎりを交互に詰めたお弁当を作りました。周りのお母さんからは『カワイイ!』と好評だったのですが、本人は不満げ。その訳は・・・

     

    ポテトチップスがない!!! 

     

    お友達はみんなポテトチップスを持ってきているのです。周りの3~4人というレベルではありません!みんな持ってきているのです。優しいお友達が娘にも分けてくれましたが、食事中、隣で『チップスがない』と終始囁かれ、帰宅後おやつにポテトチップスを山盛りにして出しました。フランス人の友人と集まるピクニックで、みんながみんな、どうしてポテトチップスを持ってくるのか、謎が解けた日でもありました。

     

    その後、ポテトチップスはお弁当の日に欠かさず用意するようになりましたが、フランスの子ども達のお弁当を数回観察したところ、

     

    子どものお弁当・定番はこちら↓↓↓

     

    ・ポテトチップス

    ・ハムとチーズのサンドイッチ(わが家は全粒粉パンですが、基本白いパン)

    ・ミニトマト

    ・飲むフルーツのコンポート

    ・チョコレートバー

    これ以外にも、飲むヨーグルトとか、ジュース(果汁3%位のもの)、リンゴまるごと、チョコレートケーキなど、でてくる、でてくる!小学生ともなるとみんな驚くほどの量をもってきてきます。お弁当箱の中からポテトチップスが出てきたのも印象的でした。また、サンドイッチがこんな↓

    スーパーで売っているパックを持ってきている子もクラスに大抵数名はいます。フランスは共働き率が高い国なので、お弁当にも時間をかけず、合理的に!ということなのでしょう。ただ、このパッケージ、大人でもちょっと力が必要なくらい開けづらいので、子どもは大変。そしてパン大国ではありますが、食パンのレベルは残念ながら非常に低く、スーパーのサンドイッチは個人的に全然おすすめできません。

     

    年に数度のお弁当作り、『お友達と同じようなお弁当がいい!』ということで、初回の失敗以降は、こんなお弁当を持たせています。

    中身は最初の写真と一緒で、プレゼンテーションを変えてみました。

    サンドイッチは切って萌え断、IKEAで買ったペーパーナフキンで包み、ミニトマトには、北欧系のプチプラショップHEMAで買った旗の楊枝を立てイベント気分を盛り上げて!たった少し手を加えただけですが、先生が『ベントー見せて~』ってみにきては、『日本のベントーはスゴい!どこで買ったパン?』などと聞かれます(近所のパン屋で売っているパンです)。レゴのサンドイッチ箱は、レゴ好きな子には大ウケ。

     

    フランスでも、『BENTO』という単語がすっかり定着しました。手間をかけず、でも箱の中にちょっとした物語のあるお弁当をもって、遠足に行ける日が早く来るといいなぁと願っています☆


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