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パリ3区に突如現れる、日本空間。17世紀に建てられた800平米の歴史的建造物にオープンした、ショップ、茶房、バー、レストランと食を愉しむための複合施設、「オガタ・パリ(Ogata Paris)」です。
日本でも「八雲茶寮」や「HIGASHIYA」などをプロデュースしている緒方慎一郎さんのお店です。
コロナ一色だった2020年のはじまり。もちろんOgata Parisさんもしばらく扉を閉ざすこととなりましたが、ようやくレストランもオープンできるようになりました。なんと、入り口に、茅の輪(ちのわ)くぐりが用意されているではありませんか!!茅の輪をくぐることで、心身を清め、無病息災を祈ります。
そして、茅の輪くぐりのあとには、神社のように手水舎があって、係の方が柄杓で水をかけてくれます。アルコール消毒も用意してありましたが、お水で手を洗うほうがいいですよね!感動!
コロナ前に一度ランチにお邪魔しているのですが、店内は相変わらず落ち着いた佇まい。もともと清潔感あふれるお店だったので、特に雰囲気は変わらず、ただ、従業員のかた皆様マスクされています。
発泡日本酒とキリッとした中にも甘さがある南仏の白ワインでまずは乾杯。
つきだしは枝豆にからすみ、桃の白和え、かぼちゃのギモーヴ(マシュマロ)仕立て。
イカ土佐酢ジュレがけ。ジュレが絶妙にいいお味。
お刺身は カサゴ、マグロ、スズキ。パリの普通のお魚やさんに売っている灰色したマグロとは全く違います!プリプリでおいしい〜!
冷やした茶碗蒸し。いくらが浮いています。この雲の形のトレーかわいい。
備長炭で焼いた鶏肉とお野菜なんですが、この白味噌のスープがとても美味しかった。
農家の豚肉。
こちらも備長炭焼きのマス。皮目がパリっと美味しい。
もうだいぶお腹いっぱいなんですが、このかまどごはん!興奮して写真がブレてしまいました。
かまどごはんは、まずは一番上の部分をごはんだけでいただいて、次は鯛茶漬けにしてくれます。いっぱいいっぱいですが、もう1回、おかわり。
デザートは、桃のコンポートとグラニテ。桃の中にはルバーブのコンフィが入っていて、かつ、下にはハイビスカスゼリーが隠れていました。優しいデザートなので、大丈夫、食べられます。
OGATA Paris
16 rue Debelleyme 75003 Paris
月・火定休(桃)
パリで和。オガタ・パリ(Ogata Paris)。
2020-07-09
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